三菱自動車の独ダイムラークライスラー子会社化の可能性

最近、三菱自動車並びに三菱ふそうトラックバス関連が、欠陥隠しリコール隠しの問題で騒がしいと思っていたら、本日の時事通信ニュース速報で三菱自動車の 筆頭株主である独ダイムラークライスラーが、三菱自の株式の過半数を取得して子会社化する方向で検討に入った事が流れてきました。

私が最初に新車で 買った車が三菱のミラージュⅡで、数年前までもミラージュを所有していまして、三菱車の印象としては、可も無く不可も無くといったところで、格段に良いと ころも無い替わりに、取り立てて悪いところもなかった自動車でした。

今回、三菱自動車関連のニュースが流れるたびに杜撰な品質管理体制や販売姿勢における安全性軽視の企業姿勢が、これでもかと伝えられてきて いますが、今回膿を出し尽くして立ち直って欲しいと心から願います。

三菱自動車は名門三菱グループの自動車生産会社で国内唯一、軽自動車、普通車、トラック、バスを生産している会社でありました、現在はト ラックバス部門が切り離されていますが、スリーダイヤモンドマークではその他にも、キャタピラー三菱も有りますね。

同じ自動車業界でも長年燻っていた日産自動車がフランスのルノーから来たカルロス・ゴーン社長の大鉈によって驚くほどの短期間で復活を果た しました。

三菱自動車は名門三菱グループで歴史も長く、歴史が長い分だけしがらみも多いでしょうから、今までの体制だけでは、生まれ変わることは無理 だと思っています。

現在、ドイツのダイムラークライスラー社が子会社化の検討に入っているようですが、現在業績不振の三菱自動車を連結対象の子会社に入れるこ とは、業績が悪化することを懸念する声も上がっているようですが、ダイムラークライスラー社が見放してしまえば、三菱自動車の再建はかなり難しい状況に 陥ってしまうと思います。

日本の三菱自動車が無くなって、自動車メーカーが減って喜ぶライバル会社もいるかもしれませんが、外から新しい血を入れることにより、日産 自動車が立ち直ったような復活を見てみたいものです。

つまり、経営者の考え方が変われば、会社は変わるって事をもう一度見てみたいのです。

その他

三菱鉛筆は三菱グループと関係の無い独立した会社ですってね、今回の三菱バッシング騒動で迷惑してるんでしょうか?

追伸

その後、三菱自動車のダイムラー社よりの買収の話は立ち消えになったそうで、現在の三菱自動車は軽自動車を中心に頑張っているよう な感じですね。