空手の通信教育

私が小学生だった頃の話ですが、ブルース・リーのカンフー映画の大ブームが有って、大山倍達(おおやまますたつ)をモデルにした空手ばか一代がヒットしておりまして、当時の少年向けや若者向けの週刊誌には、空手の通信教育の広告が掲載されていたのですが、あの通信教育で強くなった人は実在するのでしょうかね?

個人的に興味は有ったのですが、申し込む事は致しませんでしたので実際に通信講座で空手を習うって内容がどうだったのか不明なのですが、聞くところによりますと当時はビデオデッキすら世の中に普及していなかった時代ですので、写真付きのテキストが送られてきまして、その教材通りに空手の型を練習した・・らしいですね。

それと不確かな記憶なのですが確か当時の空手の通信講座で段位の取得が出来るって書いてあったような気がするのですが、一体通信教育でどうやって空手の段位が取得できるのか、子供の頃の私にはとても不思議だったのですよね。

※確かマーシャルアーツとかキックボクシングとかカンフー関係の通信教育も出ていたような気がしますがもしかしたら全部同じ会社がやっていたのでしょうか?

まあ当時の通信販売にはヒランヤとかよく分からない開運グッズだとか、驚異の肉体改造マシンだとか、確か返品の関係とか通信販売を取り巻く法令の整備が全然出来ていなかった時代で、しかもインターネットのような情報伝達の手段は一切無かった時代ですから、怪しげな通信販売がもの凄く多かったのですよね。

あと例えばですね、真面目に空手の通信講座を一年とか二年間受けて(方法は不明ですが)無事、初段を取得できたとしまして一体どうするのでしょうか?

なにせ通信教育で実戦経験はゼロな訳ですし。そう簡単に何処かで腕前を試すわけにもいきませんし、まさか何処かの実際に営業している空手道場に行って、初段を名乗って試合を申し込むような真似は誰もしないでしょうからね。

それにね、通信教育で空手を習ったって人には中々言えないと思うのですよ、まあ酒の席で冗談めかして話す位なら打ち明ける事が出来るでしょうが、かなりの図太い人でない限り、俺は空手の有段者だ! 但し通信教育だけど・・とは言えないですよね。

追伸
そう言えば同時期にシャドウボクシングって一人で実際には存在しない相手とボクシングするってやつも静かなブームだったような気がしますが、あれもいつの間にか姿を消したのでありまして、まあ面白い時代でしたね。