ボクシング人気と演出

2008年、TBSの年間視聴率トップ3をボクシング中継が独占したとのニュースが流れておりますが、長らく人気低迷のボクシング人気ですが、ヒーローが出現致しますと人気は回復するものですね。

今回のボクシング人気の立役者は内藤大助になるのか、それとも内藤の引き立て役でしか無かった亀田兄弟なのかは意見が分かれるところだと思いますが、個人的には勧善懲悪スタイルが大好きな日本人ですから、亀田兄弟だけでは今のボクシング人気は出なかったと思いますし、内藤大助だけでもやはり現在の盛り上がりは無かったでしょうね。

さて、今回のボクシング人気の復活で感じるのは、やはり興行の世界ですから時にはショーアップが必要な場合も有りますし、ヒーローやアンチヒーローを作り出してお客を熱狂させるって、いわば演出のような行為は非難される事でもないし、視聴率を稼いだり会場により多くの観客を集める為に必要って事だと思いますね。

例えばプロレス人気はすっかり無くなってしまいましたが、これは演出に問題が有ったので有りますし、マイナー競技のままでいるとかオリンピックなどで一時的に盛り上がっても、1年も経つと忘れられているような競技も、優れた演出家が居れば人気を維持向上出来た場合が多いのでは無いかなって思いますね。

なにせ日本の教育では小学校1年生の国語で泣いた赤鬼って物語を教えるのでありまして、剣道でも柔道でも意図的に反則技を繰り出してヒールに徹する事が出来る人材が出てくれば、おのずと視聴率が取れる、ヒーローが出現するのではないでしょうかね?

勿論、サッカーのように世界的な競技の場合においては、演出は不要でプレーの様子だけをしっかり伝えれば人気の維持が出来ると思うのですが、まあ大部分の競技において演出無しで人気を維持できて、収益を確保出来る競技は希でしょうね。

まあその辺りが原因で、昨今の企業のスポーツ支援打ち切りによって、存続が出来なくなる競技や団体が続出しているのでありまして、自分たちがプレーできるだけで満足しているのでしたら別ですが、ちゃんとそれで生計を立てていく気があるのでしたら、すこし興行面では演出やファンサービスを考えたほうが良いのでは無いでしょうかね?

そのあたりは、スポーツを完全に興行と割り切ってビジネスにしているアメリカが先進国なので有りまして、バスケットにアメリカンフットボールに野球にBMXにスノーボードなどとてもスポーツがビジネスとして成功している例は多いのです。