ヒール人気

芝居でもそうですけど、スポーツってのは選手同士が競うのですが只競うのではなくて、敵役みたいな役回りつまりヒール役が居るとなお盛り上がりますし、そのヒール役がより強いほどもう片方の応援にも力が入りますよね。(最近はヒール役を最初から応援する人も多いと思いますが)

元々ヒール役はプロレスの世界から生まれたようですが、まあプロレスが日本に上陸しまして、最初にスポーツマンシップに則った健全な格闘技です何て感じで、純粋に力を競い合うような競技だったら、もうあの当時の熱狂に近い人気は絶対に生まれなかったと思いますし、ジャイアント馬場も、アントニオ猪木も若松市政も誕生しなかったでしょうね?

でね、私が思うにヒール役が存在するって事は観客が感情移入し易いとか、単純にどちらかを応援しやすいって事が一番大きいのだと思いますが、観客を呼べる人気スポーツはどれもその傾向が強いと思いますし、今人気が低迷して困っているスポーツは思い切ってヒールを登場させるのが人気回復の特効薬だと思いますね。

最近のニュースでは柔道、北京オリンピックの金メダリスト石井慧選手ですが、様々な発言が物議を醸しまして柔道連盟から良く思われていなかったようですが、そのまま石井慧選手が柔道界に残って居て、出来れば石井慧選手の好敵手でも出てくればもの凄く盛り上がって、テレビ中継も夢ではなかったと思いますけどね。

まあ柔道にはヒール人気を上手く活用する歴史が有りませんので上手く行かなかったのだと思いますが、相撲でしたら朝青龍が絶大なるヒール人気?といっても朝青龍に対して厳しい発言をする内館牧子さんが逆にヒールになったり微妙な所が有りますが、朝青龍が出場するしないではNHKの大相撲中継の視聴率も、観客動員数も全然違うようですし、ボクシングの世界で言えば、ベビーフェイスが何時の間にかヒールに転校する事になった亀田三兄弟の功績で、今の内藤大助選手の人気ですとか、ボクシング人気の復活が有るでしょうね。

追伸
スポーツにおけるヒール人気とは違いますが、政治の世界でも巧みに敵役と言いますか、ヒール役を作り出して政治的な人気を作り出す天才政治家がかつていらっしゃいましたね。

確かその名は小泉純一郎とか名乗っていたと思いますが、私を含めましてまるでプロレス観戦でもしているかのように、熱狂して作られたヒーローを応援してしまったので有りますから、まあ人間の心理なんてつくづく単純な物だと思うので有りますね。