高齢者とクレーマー

どうも商店などで店員に大きな声を出してクレームを付けているのは俗に老人と言われる高齢者の方が圧倒的に目に付くのでありまして、統計があるかどうかは分かりませんが私の経験でもお客の中でクレームを言い出しやすいのは高齢者に分類される人がどう考えても多いと思います。

そういう私も後10年も経過しますと老人の仲間入りになってしまうわけですが、昔から町内の老人は近所の若い人に口やかましく意見する事になっていたと思いますが、どうも最近は近所の人に意見したり文句を言ったりする高齢者の数が減って、その代わりに店員さんにクレームを付けるクレーマーが増えたって事になるのでしょうか?

まぁクレーマー対策については全国にクレーマーが増加することによりまして企業の方でも対策や対応策が色々と考えられていると思いますが、明るい未来が見えない社会でどうも技術革新のスピードが速すぎるようで、老人にとってはとても面白くない社会が出来上がってしまったのではないかと思いますね。

会社でも熟練工が頑張っているような企業は別に致しましてIT化が進んでパソコンが使えないと仕事にならない職場も増えていますし、若い頃に年功序列のお陰で安い給料のわりに頑張って会社に貢献してきて、いざ自分が高齢者になったらいつの間に給与体系が変更されて能力主義に代わってしまっていたり、年金の支給額も支給開始年齢も一方的に改悪されてしまったり、頑張れば老後は平穏な人生が待っていると思っていたらいつの間にか住みにくい社会に生きているって気がついてしまった人も少なくないと思います。

なんとなくですが今の50才から60才の間になにか社会の構造とか考え方が大きく変わった時代の溝があるような気がして、最初からこんな社会だと思っていたり変化に対応出来る年齢だった方と、そうでない年代との間にギャップが出きたような感じでしょうかね?

ただだからといって老人のクレーマー対応をする店員さんにとしては困ってしまうので有りまして、これから本格的な老人国家が出現してしまいますと益々困った様態になる気がします。

希望的観測としては超高齢化社会に突入して店員さんもお客もみんなが老人になっているような社会で、お互いの気持がわかって平和になると良いのかもしれませんが逆に諍いばかりの社会になってしまうのかもしれないですね。

そんな時に明る将来の日本に進むべき道を示す政治の世界も混迷を極めていますし、解決策が全く見えない状況ですよね。