接待営業と安定経営

一般消費者を相手に商売をする小売業とかは無縁なのかもしれませんが、日本には古来よりというよりたぶん世界中のビジネスの世界で昔から接待営業ってものが様々な形で存在していて、おおっぴらには言えないけれど企業の売り上げ拡大とリピーター確保となぜか社員のストレス発散に多大なる貢献を間違いなくしてきたのですが、新自由主義と言いますか市場原理主義の台頭ですっかり接待営業は影が薄くなってきました。

接待営業のメリットや効能については後ほど書くと致しますが、日本がねデフレ不況に突入した時に売り上げ不振に陥った企業が様々な経費削減をはじめまして、広告宣伝費やら残業代やらもそうですけど真っ先に接待交際費はやり玉に挙がったじゃないですか?

でね資本主義経済の公理(つまり説明や根拠の提示がいらない大原則)から言えば、誰かがお金を使うって事は別の誰かの所得になるって話で、そうやって不景気だからってみんながいっせいに経費削減、売り上げも増大したいけど大切なのは縮小均衡でバランスをとる事、みたいになってしまって結果として長い長い不況に陥ってしまいましたよね。

人間なんてものは酔っ払った状態だとどうしても気が大きくなっちゃったりもしますから接待の帰りには変なところで散在しちゃったりタクシーを使ったり、締めはいつものラーメン屋さんで定番の味噌ラーメンとかまぁ日本経済全体の景気向上に大きく貢献していたんですね。(夜の接待以外にも接待ゴルフだとか海外研修とか視察に名を借りた接待なんてのも有りますよね)

まぁ新自由主義とか市場原理主義的な考え方では接待営業なんて概念は一切なくて、消費者(企業の場合は購買担当者)はあそのこの会社は何度も一緒に飲みに行って営業マンと気心がしれているから信頼してあそこから買おうなんて判断基準は一切ないんですよね。

けどねやっぱりさぁ大概の商品それも高額商品になればなるほど実際に購入して使ってみないと商品の良し悪しは分からないわけですし、人間の行動心理ってのはそんな市場原理主義の新古典派経済学みたいに単純に安くて良い物を必ず買うって訳じゃないですし、少なくとも私は多少の違いだったら気心の知れた営業マンから購入しますけどね。

私も若いころの一介の営業マンだったころは接待営業に精を出す上司だとか社長は単に羨ましいだとか遊んでばかりいて困ったものだと思っていたりしたわけですけど、後になって考えるとね大きな商談をまとめ上げるとかクレームの時に大きな問題にならないで処理をするとか、様々な形で売り上げに貢献していた縁の下の力持ち的な役割を果たしていたと思うのです。

追伸
接待営業なんてものも営業トークやクロージングと同じように場数を重ねていって上手になってきますから、今のように接待営業の場が激減していますとだんだん接待営業のプロが減って来てしまって更に廃れてしまう危険な状況になってしまいます。

上司のお伴で接待営業の場に同席して技術の向上に励む事が出来た昔ってのはやっぱり良かったですね。