営業マンは人一倍、外見に気を配ること、但し
なんだかんだ言ってもほぼ全てに近い人が他人を先ずは見かけや外見で判断いたしますから、赤の他人に物を売る商売の営業マンとしては人一倍、見かけや外見に気を配って良い第一印象を与えるようにしなくちゃいけないわけですけど、但し扱う商材ですとか営業の内容によって服装なんてのは変わってきますね。
基本的に営業マンの服装は地味な背広にワイシャツとネクタイで季節によって多少の変化をつけることになりますけど、極端な例をあげますと露天商つまるフウテンの寅さん(渥美清さんね)でしたら、そりゃ啖呵を切ってのあの路上販売にはやっぱり寅さんのあの服装が雰囲気作りに必要ですし、他の商売にもけっこう基本とは違うほうが売れるってのは多いですよね。
私の感覚ではスーツを着て営業をするよりも作業服の類で客先に訪問したほうが効果的だと思う、住宅リフォーム営業ですとか機械関係の営業なんかでしたら本当は営業一本槍で技術的な部分は門外漢だとしても、いかにも営業技術つまり営業をやって販売をするのが主体だけれども、ちゃんと技術的な仕事もできるから安心ですよなんて雰囲気を出したほうが良い場合も多いのですよね。
他に営業をするにあたっての装いについてですけど、高給な商材を取り扱うんでしたらやっぱりそれに見合った服装でお客と対峙しないといけませんね。
例えば高級車ですとか宝飾品の類ですとかいわゆる富裕層相手の商売でしたら、当然ですけど相手をするお客はお金持ちでそれなりの格好をしているわけですから、こっちの営業マンのほうが洋服の青山のチラシに出ていた三千円のスーツにネクタイは100円ショップダイソーで購入した100円のネクタイに靴もディスカウントショップで買いました、ついでに腕時計はこのあいだUFOキャッチャーでゲットしたぜなんて状態でしたら困るわけですよ。
たぶんお客のほうが同じテーブルについて話をするのを嫌がるでしょうし、何と言いますか外見や格好で精神的に優位性を感じたり卑下しちゃうようなところが人の心にありまして、片や貴族の公爵の身なりをしていて対する相手が浮浪者の外見でしたら、もう最初の段階で格上格下が互いの心の中で決定してしまっていますから、この状態でまともに営業の会話が成立しがたいんですね。
そんなわけで営業マンとしては営業をかける相手のランクと言ったら失礼ですけど、一般的な状態を考えつつそれに合わせて自分の身なりや服装に人一倍気を使わなくてはいけないのです。
なかなか大変ですけど、それ一つで売上を左右するかもしれないんですから手を抜いて苦労するよりは良いのでは無いでしょうか?