部下を変える(上司心得シリーズ)

上司としての能力向上のために、わからずやや反抗的な部下が何故か配属されるという話を聞いたことはありませんか?真実かどうかは分かりませんが、自分の下に言うことを聞かない部下が配属された場合は、それが自分の能力向上のために遣わされたと思うことで、精神衛生上良いと思います。

「変われるのは自分だけだ」とよく言われますが、上司が変われば部下も変わるというのは真実かと思います。ただし、部下を変える方法はどうすればいいでしょうか?階段は一段ずつしか登れないということがあります。昔、どこかで「ゾウをまるごと一匹ひとりで完食しなくてはいけない場合、どうすればいいか?」という話を聞いたことがあります。答えは「一口ずつ食べる」でした。

勤務態度が悪くて職場に馴染めない部下に対して、問題点を指摘して勤務態度を改めたり、職場の仲間とコミュニケーションを取るように促すことも重要ですが、それだけで部下が変わるわけではありません。まずは出社時と退社時に挨拶を徹底させるなど、小さなことから変化を促すことが大切です。人が変わることは簡単ではないため、スキーを始めて3日目の人に上級コースを教えるのは無理があるように、少しずつ変化を促すことが必要です。