中途採用と社員研修

私も転職経験が過去に有りますが、基本的には中途採用は欠員の補充ですとか業務拡張に伴うもので時期は一定していませんし、新卒者の新入社員のように固まって入社してきませんから、社員研修は最低限の形又は割愛して直ぐに現場で働いて貰う場合が多いと思います。

ただ中途採用者の場合はいくら採用試験時に仕事が出来そうだと判断しても実際に入社させてみると、口ほどに使えなかったり会社によって扱う商材や考え方が違ってきますから、最低限の社員研修は必要でしかもできるだけ短期間に終わらせてしまいたいってのが社長の本音ではないでしょうか?

さて私も多くの会社を知っているわけではないのですが、大きな企業になりますと社員研修の資料をしっかりドキュメント化していたり、地方に営業所が点在しているような全国規模の会社でしたら、社員研修用のビデオを作成して、基本的な研修内容の統一を図っていたりしているのですが、会社の規模が小さくなってきますとその辺りは行き当たりばったり?方式みたいな形が多いのではないでしょうか?

独断と偏見で書いてしまいますと、基本的には零細企業や中小企業の方が社員の入れ替わりが激しくて、しかも在籍する社員の数が少ないですから社員研修に避ける時間も人も大変なので有りますから、会社の規模が小さい企業ほど極力時間をかけないで社員を教育出来る資料なり仕組みを作っておくべきなのでは無いでしょうかね?

もちろんここで書くのは簡単ですが、社員研修の資料を作るにも膨大な時間が必要になりますし、市場も会社の状況も常に変化しますし取扱商品も変更になりますし、会社には様々な職種が有りますから負担も大きいですし、今まで特段社員研修用の資料など整備しなくても、不都合無く会社はやってこれたのであれば必要性は感じないと思います。

ただですね最低限の共通部分はドキュメント化すればその後の労力を軽減出きますし、いかに素早く社員を戦力にするかってのは業績に大きくかかわってきますので、特に社員の入れ替わりが激しい会社でしたら考えてみても良いのではないでしょうか?

追伸
一昔前にマニュアル社員って言葉が流行った時期が有りますが、別に時代が変わりましてもちゃんと考え方や作業手順や仕事の進め方をマニュアル化して理解してもらえば、それらが無い時よりも正確に仕事をこなす人のほうが多いのはわかりきっていることですから、基本的な部分からでも始めて見ても損はないと思いますよ。