愛社精神の作り方
企業には色々な業種や特色があるものですけど働いている社員が愛社精神を持っている会社はなんだかんだと言って倒産することもなく発展していきますし、逆に働いている社員に愛社精神の欠片もなくていやいや働いている社員ばっかりの会社は直に倒産する、なんて愛社精神と企業の業績が完全に正比例していればよいのですけど必ずしもそうでないのが経営の難しいところですね。
つまりですね余程のカリスマ性とか経営能力が高い経営者で無い限りは社員の愛社精神が希薄ですと衰退しちゃうってのは間違いないんですけど、どんなに社員に愛社精神があっても必ずしも企業が成長するとか発展する事を約束されているわけじゃないって事です。
私の経験から話しますと社員としては一応は業界の平均的な収入が得られて、労働環境が問題なく普通に働ける職場である事がまずは愛社精神を育てることが出来る土壌のようなもので、これがですね給料は安いし労働時間は非常に長くてサービス残業、サービス休日出勤は当たり前!なんて労働環境で愛社精神をなんか定着させたいなんてのは、夢は寝てから見て下さいと言いたいところですね。
まぁ愛社精神を持っている社員が沢山在籍している優良企業なんかで愛社精神の育成に力を入れているなんて状況は聞いたこともないですし、そんなものは社員に適正かつまともな給与や労働環境を提供していて、社員を大切に考えて働いてもらう考えを持っている経営者の下では、別に特別に愛社精神なんてものは考えなくたって自然に熟成されていくものなんですよね。
ところがですね自分本位で考え方が貧しくて社員の事より社長である自分の事が優先で、社員は出来るだけ安く使って最大限の利益を自分の手に収めたいなんて不埒な考えを持っている心の貧しい経営者ほど、社員が真面目に働かないだとか愛社精神が足りないだとか勝手な妄想を拡大させまして、インターネットで愛社精神の作り方なんてキーワードで検索し始めちゃったりするんですよ。
まぁ社員を社畜とか考えているような経営者でしたら社畜は最初から自分の考えや感情なんてものは持ちあわせていませんから、別に愛社精神のことなんてのはどうでも良いと考えているのでしょうけどね。
そんな経営者は社員を信用していないですから社員の監視を強化するなんて愛社精神の育成とは逆の方向に走りだしてしまったり致しますから、まずます社員の心は会社や経営者から離れてしまうんですよね。