新人営業マンの教育方法
特に新卒で入社してきて営業部に配属されますと先ずは社内での集合研修オフジェイティを行いましてそれから先輩営業マンとの同行営業をしながらのオン・ザ・ジョブ・トレーニングで徐々に一本立ちしていくわけですけど、この新人研修をして一年以内に自分は営業に向いていないなどと言い出して会社を去っていく人は結構多いんですよね。
私もはるか昔にこの新入社員に対して行われる新人研修を受けたことが有りますし、立場が変わって教育する役目も担ったことがあるんですけど、特に社内での営業研修を甘くしちゃダメですよね。
基本的にまず新入社員には我が社及び販売している製品がいかに素晴らしいかを叩き込みまして、それからお客へのアプローチですとか応酬話法なんかを教えるんですけど、ここでね甘くしちゃうと現場に出てからのギャップが大きくて社内研修で身に付いた自身だとかやる気だとかが厳しい現実で一瞬にして吹き飛んじゃったりするんですよ。
会社によっても違うんでしょうけど社内で行う新人研修は人事部が主体になってゲストとして営業部の人を呼んできたり場合によっては外部から講師を招いて行ったりするんですけど、彼らの思考回路ってのは基本的に新入社員を早く会社に馴染ませてみたいな感じで、最初の研修中に厳しくて逃げ出してしまって決まっている配属予定に人員が足りないなんて事態にならないことが大切だと思っているようで、ですから結構研修が甘くなったりしちゃうんだと思います。
けどですね考えてみて欲しいのですけど新人研修の最中は結構甘くて楽しく学んでいても、やがて現場に配属されてから厳しい現実に苦しい毎日を送るよりも、逆に新人研修では虎の穴みたいにとても厳しい難しい研修で特訓致しまして、やっと研修が終わって現場に出てみたら何だ!現場で営業活動している方が楽じゃないか?みたいな感じのほうが新入社員にとって良い状態だと思いませんか?
そんなわけですから新人営業マンの場合は特に最初が肝心といいますか、その後に現場に出たら楽でしたなどと思えるくらいに厳しい研修で調度良いのであります。
もちろん研修期間中に遁走しちゃう新入社員が続出したりしたらそれは大変な事なんですけど、それは早い機会に現場の先輩営業マンがふらっとやってきてですね、新人研修はとっても厳しいけど実は現場は研修に比べたら全然楽なんだぜ、だから少しの間だから頑張って成長して現場にやってこいみたいな囁きが必要な場合も有りますけどね。
まぁ私が営業現場の責任者だった頃に、毎年新入社員を配属されましていったい社内研修で何を教えているんだと憤る経験を何度もしたんですけど、現場の方でしたら分かりますよね?