降格と再チャレンジの可能性

入社してから順調に出世の階段を登ってきたけれど管理職になって初めて組織を束ねる立場になった途端に管理能力や人望の無さを露呈してしまったり、運悪く自分よりも能力の有る部下の策略によって足を引っ張られてしまったなど様々な理由によって降格人事の憂き目にあってしまった人の再チャレンジとか再昇格再登板について考えてみたいと思います。

さて年の瀬のこの時期になりまして安部首相が靖国参拝をやっと実行してくれまして、消費増税で味噌をつけて下げていた評価も上向きになるだろうと思いますけど、なんと言いますか過去に能力不足によって退陣した人が、二度目の活躍の場では経験を活かしてまともになって戻ってきたって良い例になりそうです。(まだわからない点も多いですけどね)

さて私の20年程度の会社員生活を振り返りまして営業所長とか課長クラスの人が業績不良であるとか、人間性に問題があって部下の人望というよりも部下に嫌われすぎて上層部から「あいつはダメだ、管理者としての能力が決定的に不足している」と確定の烙印を押されましてあえなく降格した人がその後、見事に復活を果たした例を私は見たことが無いんですよね。

まぁ私は経験がないので断定は出来ませんけどもし私が経営陣にいて降格を言い渡すときには「今回は残念な結果で残念な辞令を交付することになるけど、頑張ってもう一回這い上がって来い」て慰めを込めて言うと思うんですけど基本的には99%の確率で再昇格は無理なんじゃないかと思います。

これは自分自身に当てはめて考えれば直ぐに解ると思いますけど、誰かを一度あいつは信用ならないとかいい加減な奴だと感じましたら、何年たってもそう簡単にその人に対する印象は変わらないんじゃないかと思いませんか?

ただこの手の風潮や考え方ってのはたぶん世界共通の話で降格しても頑張って再チャレンジを目指すのも、転職によって新天地に活路を見出すのか本人のご自由ですけど、安易にね必死に頑張れば必ず再登板への道がひらけて報われるなんて考えを持っていますと何年か経過してから公開してしまう可能性が少なく無いと思いますね。

但しここで必ずしも転職が最良の選択かというとこれも難しい話で、つまりね管理職から降格人事によって転職するときに転職先で最初から管理職待遇でのスタートを考えるってのは無謀だって事なんですよ。

自分は管理職としての能力があるけど部下に恵まれなかったなんて不埒な考えを少しでも持っているようじゃやっぱり転職先でも同じような失敗を繰り返すことは必至ですし、大部分の場合に起きまして降格の理由はまともで現状を正しく認識した結果だと思うのですよね。