営業研修とスパルタ教育と社長崇拝
そういえば私もその昔に管理職になったばかりの頃には何回か管理者養成学校、通称地獄の訓練なんてものに強制的に参加させられて、内容はともかく根性だけは少々鍛えさせて頂いたものです。
でね一般的にスパルタ式の教育研修の類は効果はあまりないと言われていたりもしますけど、営業マンに対する社内研修に限ってはこれに限るって意見も有りますね。
つまりね営業社員ってのは社内から外に出て様々な営業先に訪問しますから、くせのあるお客だとか嫌な奴に高圧的な客、それからそれから意地悪なお得意さんだとか、神経質な担当者だとか中にはやーさんだかなんだか見分けがつかないようなお客だってたまにはいますよね。
営業マンは研修による教育訓練が終わったら否応なしに社外に出てそんな魑魅魍魎とまでは言いませんけど荒波高い営業現場に出かけるんですから、できるだけ社外に出てからショックが少ないように、というよりも「こりゃ、あの地獄のような営業研修より営業現場で仕事していたほうが楽だ」って思えたほうが本人のためなんですね。
ただねぇ伝え聞く話では社内研修ってのが実は洗脳の場所になっているみたいなブラック企業の話も最近はよく聞きますね。
具体的に書きますと社長の訓示を徹底的に暗示するだとか、無意味な訓練と大声での挨拶だとか徹底した自己否定の連続みたいな感じで、新入社員を社内研修によって一度完全に白紙の状態に致しまして、完全に所属する企業のロボットといいますか忠実なドレイに仕立て上げるような事を一部のブラック企業では実際に行われているようですね。
まぁ個人的な見解ですが営業研修にかぎらず社内研修には時にはスパルタ教育的な要素も必要ですけれど、内容によるので有りまして実際の実務の習得の延長上ですとか社会人としてのマナーなんかは良いんですけど、逆にに社長の神格化につながるような社長のお言葉を清書して暗記して感想文を書くなんていうような研修でしたら、はっきりいってドレイの訓練ですから参加する本人には百害あって一利なしでしょうね。
まぁ社長崇拝に余念がないとか、そんな個人崇拝に力を入れて社内研修をするような企業は今は業績が良くても、将来発展するわきゃないですから今、就職を考えているとか転職先の候補でしたらそんな会社はパスいたしまして他の会社にしたほうが良いのでは無いでしょうかね?
しっかしさぁ社長の個人崇拝みたいな事をやらせている企業ってのは、その崇拝されている本人は恥ずかしくないんですかね?まぁ全然平気でやらせているような神経の持ち主ですからブラックな企業を運営しているんでしょうからね。