企業での出世と下克上

最近は組織のフラット化なんて言い出しまして、電子メールを始めとする情報伝達の手段が発達したせいで、中間管理職不要なんて企業も出てきているようですけど、一応基本的に会社組織ってのは三角形のピラミッド型になっているのでありますから、上に行くつまり出世するのも上に行くほど競争が激しくなって行くので有りまして、上席の椅子の数がそんなに増える事は有りませんから、時に同僚を出し抜いたり更には上司を蹴落としてでも自分が出世しようって人も時には出てくるのでは無いでしょうかね?

でね、平社員の上に係長が居てその上に課長がいて更にその上に部署全体を統括する部長が居たと致しまして、一番下の平社員が何時の間にか部長と随分仲良くなりまして、気が付いたら2人で居酒屋に行ったりゴルフ(社内接待ゴルフ?)にいくような状態になったら、中間の係長と課長は内心どんな気持ちになるでしょうかね?

この辺りが日本流根回しとか組織の秩序とか序列とか、ぱっとみますと中々無駄な時間を使っていたり、些細な事に大量の社内に人間の決済を必要としたりする仕組みが、仕事の効率を落としている反面、組織のピラミッドを守っている役目があるのでは無いでしょうかね?

さて、まぁ現状は会社によって色々なのでしょうけど、基本的に年功序列を守りつつ同年代間の競争を一定レベルで行わせている企業と、もっと激しくて下克上推奨って言いますか、入社年度も年齢も関係なく実力次第でどんどん上役を飛び越えて出生が出来る企業と、どっちが良いのでしょうかね?

個人的には昇格の明確な基準を提示できて誰もが納得出来る形が作れるので有れば、下克上を推奨しても良いのかなとは思いますけど、中々人事評価ってのは数値化できない所が有りますし、個人的な好き嫌いなどの要素が入ってしまうので結構難しいのですよね。

つまり年功序列でもちゃんとそーゆー決まり事が最初から決定していれば大きな不満は出ないと思いますし、下克上有りで上下入れ替えも有りの場合も、基準と誰もが納得ってしくみを明示していれば大丈夫では無いでしょうかね?

追伸
まぁありがちなのに、ワンマン社長の気分次第で昇格と降格が決められて、基本的に実力次第で出世を認めると言いつつ、その基準が全く無くて社長自身は上から眺めているだけなんて、絶対に働きたくないような企業も中には有るようですからね。

ただその手の企業でも基本的には入社してみない事には、実態はよく分からなかったりするのですよね。