営業力は衰える話

自分の事も有りますし他の営業マンを脇から見ていても感じるのですけど、たぶん想像以上に状況により営業力は体力以上に衰えるのは間違いないと思います。

原因として体力的な要因も多少はありますし、モチベーションや気力も関係してくるかと思いますけど、人の気持ちなんてものはちょっとしたキッカケや要因で上がったり下がったりするものなんですから、これも営業力が衰える原因や要因だと言うことは出来ないわけです。

じゃ営業力が何で衰えたり低下するかと言いますと、全力で営業をしていないと能力そのものが低下してくるって感じだと思います。

これを何かに例えて話すのも難しいのですけど、例えばねプロの野球選手が常に一軍の試合に出場して厳しい状況に日常的に対面している中でプレーしていれば自然とその能力は上がってくるとか、体力の衰えとのタタカイみたいな感じなんですけど、このプロ野球選手が町内の草野球チームに所属してその試合にしか出ていない場合ですと、やっぱり能力は格段に低下してきちゃいますよね。

営業マンの目標の大きなものに楽して売れる体制や状況を作るってのが有りまして、それは本当に大切な事なのではありますけど、少しは注意しないと本人が気がついていない間に営業力が衰えていましたなんて事になってしまいます。

ここに二人の二十代の営業マンがおりましてスタート時点での二人の能力や営業力の違いは殆どないとしましょう。

片や非常に恵まれたスタートを切りまして、優良固定客を早々に捕まえましてそこからの売上だけで個人目標を達成する事が出来まして、仕事といえばその優良固定客を逃さないように足を運ぶことだけでした。

もう片方の営業マンは何故か常に転勤やテリトリーの変更などが毎年あって、そのたびに新たな営業地域で新規顧客開拓をしなければなりませんでした。

ですから前者の営業マンはかなりノンビリと言いますかゆるい状態で三十代の中堅営業マンに相成りまして、後者の営業マンは常に戦力で営業攻勢をかけなくてはいけない状況を毎年繰り返して、同じく三十代の中堅になりました。

結果は誰が推測しても明らかだと思いますけど、やっぱり営業マンは全力で営業活動しないで長い間すごしてしまいますと営業力は格段に衰えちゃうわけですよ。

まぁそんな事を考えましたら、そういえば私自身ももう何年も既存客からの売上が大部分で全力で営業活動していませんから、完全に衰えてしまわないように、本日から頑張ろうと考えたところなのです。