週末論

今回のコラムは別にこの世の終わりとかそういった話じゃなくて単純に一週間のオシマイ、つまり週末について論じようと思いますから週末論なんです。

そういえば花金(はなきん)とか花木(ハナモクですよ)って言葉がすっかり耳にしなくなってきまして、月曜日から金曜日(人によっては土曜日まで)までしっかり働いて週末には自分を開放すると言いますか、どこかに出かけて弾けちゃう事が翌週にまた頑張るモチベーションになったりしていた部分があったと思います。

まぁ週末に弾けることが出来るだけの体力と金銭的な余裕があった良い時代だったんですけど、どっかに出かけて弾けるかどうかは別に致しましてポジティブな週末を迎えられるか、単に会社に行って仕事しなくて良いだけの週末なのかの違いは、普段の日における仕事に関係が大きいような気が致します。

つまり週末におもいっきり何の気兼ねもなく羽根を伸ばしてリフレッシュ出来るように、日々の業務に励むことが出来る流れみたいなのが、社会全体として減少傾向になるように感じるんですよ。

毎日毎日、職場に行きたくない朝から始まって業務時間中は早く退社時間が来て退社したいなと思いながら業務に一応は取り組んで、そんな平日を過ごして終末が訪れるって楽しくないじゃないですか?

営業マン時代の私の回想ですけど
先週末は楽しかったな~その店は結構若い子が居て料金もリーズナブルだったし、よっしゃぁ今週も頑張って売上目標達成して又行ってみよう、今月の目標達成したら報奨金が3万円出るから、それはまた別に軍資金として使えるから、やっぱ頑張んなくちゃ!

みたいな思考回路が働いていてそれが結構好循環な流れになっていたわけですけど、そういえば会社を辞めて独立してから気がついたら、そんな終末の楽しみみたいなものはすっかり忘れていたことに今気が付きました。

一部の世間ではこの世の終わりを意味する終末論が結構語られたり、本気になって考えたりされている人も増えているようなんですけど、その前にですねサラリーマンの週末論も景気の回復とか日本経済の活性化に向けて、結構重要じゃないかとも思うのです。

再び花金とか花木が復活した暁には必ずや日本経済はジャパン・アズ・ナンバーワンと胸を張っていた時代を取り戻せると思うのですけど、どうも安倍政権の経済政策を見る限り、その逆方向に進んでいるとしか思えないわけであります。

じゃ次の選挙はどうするの?と聞かれても信用できるところがないのもまた頭の痛いところです。