バイナリーオプション取引、ミラクルオプション?

最近、国民生活センターより注意喚起も出ているようですけど、最近はバイナリーオプションを利用したインターネット取引を勧誘するサイトが幾つか出ているようですけど、注意喚起が出るって事ははい?分かりますよね?

実はインターネット初心者の知人からミラクルオプション(Express Services Limited.運営)について、こーゆーのどうなの?と相談を受けまして手も空いていたので見てみました。

先に結論を書きますと今回私が相談を受けたミラクルオプションに限らず、海外のバイナリオプション取引をやってみたい方は先ずは国民生活センターの該当ページをお読みになってから判断される事が賢明じゃないでしょうか?
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140904_1.html

まぁ見なくても大体は想像がつきましたけど、pc.miracle-option.comを見てみますとまぁ簡単な操作で単純に高くなるか安くなるかを予想して・・って丁半博打じゃん。

つまり手数料を一切無視して考えても誰かが儲かるって事は同じだけの金額を誰かが損しなくちゃ数学的に破綻しちゃうわけで、仮に運営会社が詐欺じゃないとしても、儲かるか儲からないかは半々の世界なんですよね。

さて私の結論ははっきりしていて知人には頭を冷やして冷静になりなさいなんですけど、一応ミラクルオプションの規約を見てみましたが、かなり気になる記載を発見。

以下抜粋
”お客様が預り金を出金する場合、お客様は当社が指定する必要書類を当社へ提出しなければならない。”
運営会社はアメリカが所在地みたいなんですけど(少なくとも日本国内の住所表記は無し)、つまり仮にバイナリオプション取引に勝ってもいざ儲かったお金を引き出す場合は都度アメリカに必要書類を郵送しなくちゃいけないのね?

”マネーロンダリング防止のため、入金から出金までに取引実績がない場合には出金手続きが行えないことに同意する。”
あれれ?これはどういう事なのか理解できませんね?

一応一般的な事を書きますがまともな会社であっても国内に事業所が有って国内の法律による規制を受けていない会社と取引をするって事は相当のリスクを覚悟しなくちゃいけないって事です。

例えば相手の会社と連絡が取れなくなったりとか、一切入金されないなんて場合でもアメリカまで出かけるわけにもいきませんし、国内で国民生活センターに相談したり、警察に訴え出てもまず具体的に何もすることは出来ないでしょう。

投資は自己判断でなんてのは実際には甘い言葉なのでありまして、現実には投資はお金を捨てる覚悟と余裕が無い限りやってはいけないって事なんですよ。

特に欲に目がくらんでいる人ってのは絶好のネギを背負ったカモ状態ですからね。