円高+デフレ時代の資産運用

一部の経済学者の意見では一ドル110円というのは実情と照らし合わせて円が安過ぎたのだそうで、2009年にかけて急激に一ドル90円前後まで進んだ円高は、単に正常な貨幣価値を反映したのに過ぎないそうなのですが、なにせ輸出を中心としていた産業では、せいぜい一ドル100円を想定していまして、ここから10%以上円高が進んでしまいますと、どう考えても製品に転嫁して値上げするか、更なるコスト削減に邁進するしか無いのですよね。

そんな中で、投資や資産運用の世界では円高を背景にして、急にFX取引に入門する人が増えたり、外貨預金に興味を示す人が急増しているようですが、個人的な考えでは円高と同時にデフレが進行している局面で、資産運用を考えるのは非常にリスキーでは無いでしょうか?

まずデフレ(デフレーション)とはインフレの逆でありまして、物価は下がって相対的に貨幣の価値は上がる(同じ金額で買える数が多くなるって想像して頂ければ、ご理解頂けると思います)訳ですから、リスクをとってまで資産運用を考える必要は無いので有りますね。

これが経済情勢がインフレの状態であれば、黙っていても物価は上がって相対的に貨幣の資産価値は下がるって事になりますから、持っているよりも何らかの資産運用を考えるって事なのですね。

もう少々書きますと、好景気の時代はインフレで不況の時はデフレって相場が決まっているじゃ無いですか?ですから株式投資もとてもリスキーになってくるので有りまして、何故ならば不況の時は多くの企業の業績が低迷したり悪化するので有りますから、いくら株の値段が下がったからと言っても、それは業績が下がっていれば当たり前の話なので有りまして、更に下がらないとは誰も保証できないわけですよね。(投資ですから当たり前の話ですが)

追伸
そもそも2009年にかけて始まった世界的な大恐慌とも言える不況の嵐は、アメリカ型の金融立国を目指した結果であり、生産も付加価値も何も生み出さない単なるマネーゲームに奔走してしまった資本が失速してしまったのに過ぎないのでありますが、あまりの規模の大きさによってマネーゲームが実体経済に組み込まれてしまって居た為に、実体経済は大きな打撃を受けてしまったのだと思いますね。

ですので、そろそろ資産運用とかマネーゲームの世界にサヨナラする人が沢山出てくる良い機会なのではないかって個人的には思って居るのです。