中古車販売のフランチャイズ

仕事上、中古車販売店の経営者の方と親交がありますが中古販売は難しく、しかも面白い商売だなって思いますが素人の方が見習い期間も経ずにいきなり経営者として中古車販売の世界に足を踏み入れるのは、熟考したほうが良いと思いますし、簡単に儲るフランチャイズでは無いって事は最初に書いておきたいですね。

一般的な在庫車を店頭に並べて販売するタイプの中古車販売店の場合は委託販売など特殊な方式を取らない限り在庫車の資産価値の低下は他の職種と比べものにならないほど早く、大衆車の場合でしたら売れないまま1年も絶ってしまいますと販売できる価格は半額になってしまう事も珍しく無く、商品の回転が止まると同時に資金繰りも資産価値も直ぐに危険な状態になってしまう職種で有りまして、経営者の手腕が試されますね。

更に最近ではメーカー系販売店でも残価設定ローンを取り入れ始めていまして、その結果(かどうかの自身が有りませんが)中古車価格は下降気味ですし、総務省の調査では車の平均所有年数も増加傾向にありますので、現状では中古車販売に明るい材料は少ないような気がしますね。

また最近では在庫を持たない中古車販売のフランチャイズと言われるオークションシステムを主体としたものも出ていますが、これについても私の主観と独断で思う事を書いてみようと思います。

まずオークションを活用する事によって在庫不要になりますので、資産価値低下のリスクから解放されますし、車を展示する広いスペースも不要ですから開業に関する敷居が低いように感じますが、車に対する世間の感覚が憧れの高級消費財から、単なる移動の手段になってしまった現在、果たして実物がない状態で営業が楽に出来るのか疑問ですし、何せ新規顧客が見つかる度に希望を聞いてオークションで車を落札してくる必要が有りますので、店舗に車を置いて販売するのと比べて、どうしても手間が何倍もかかる気が致しますし、いかに事前に車の状態をチェックしたとしても通常は半年以内の故障やトラブルに対応しませんと、固定客は獲得できませんので、様々な事を考えますと利益を出して運営していくのは、相当大変でしょうね?

で最後に書いておきますが、車は当分の間は無くならないと思いますし、公共の交通機関が乏しい郊外では無くてはならない物であるもの、変わる気配はないと思いますが、今後の将来を考えて今まで通り車社会で進んで行くのか、車離れが進んで、公共の交通機関やカーシェアリングを推進していく省エネ社会に変わっていくのかを良く、推測してみる必要が有ると思いますね。