太鼓持ちと茶坊主

出世するための方法の一つ

一説によりますと賢いサラリーマンの処世術の一つなんて言う人もいますし、やっぱり人間は感情の動物と言われていますから、せっせとゴマをすったりお世辞を言う奴と、どうも仕事はできるけど反抗的な部下とを比べると前者を重宝するって部分が出てきてしまいますよね?

太鼓持ちとか茶坊主ってのはとにかく最優先事項は上司の機嫌を取る事で有りまして、それが曲がったことであろうとカラスは白いと言われれば、はいその通りカラスは白いと答える人なのであります。

同義語で他にはコバンザメってのが御座いまして、基本的には太鼓持ちや茶坊主と一緒なのですけど、コバンザメの場合は途中で張り付く先を状況に応じて変更したり致しますので、更に処世術に長けている人って事になると思いますが、コバンザメみたいな人は社内では非常に嫌われる存在でもあります。

でねその茶坊主ですとか太鼓持ちが発生する要因として勿論本人の資質に依る部分が一番大きいわけですけど、よいショされておべっかを使われて喜んでいる上司の側により問題が大きいと思いませんか?

とは言っても私も経験が有りますけど、忠実な部下と反抗的な奴と太鼓持ちと比べてと言いますか、あのね太鼓持ちも茶坊主もそれなりに進化をしていると言いますか、誰の目から見ても見え見えの太鼓持ちを演じる人なんてのは少数派なのでありまして、実際には上に対しても堂々と意見を言っているような素振りを見せつつ、巧みに機嫌をとりながら上司に取り入る高度な太鼓持ちが多いのでありますね?

そりゃいかにも立場上、自分の出世のために上司にゴマをすることを最優先でやってますよなんてのが、あまりにアカラサマですとそりゃ副作用が出てきちゃいますし、上司以外からの人望がゼロってのもこりゃまた出世に響きますしね。

ですから推測するに会社員の三割くらいは程度の差はあっても、どこかで太鼓持ちを務めているのでありますけど、それがまぁ社内の人間関係を円滑に守るために必要なものなのでは無いでしょうかね?

それが社内の上下関係とでも言えば良いのでしょうかね?

そんなわけですからサラリーマンの処世術は非常に奥がふかいのでありまして、アカデミー賞なみの演技力と仕事の遂行能力を兼ね備えた人が出世に一番有利だって事ですよね?

まぁ私の場合はその辺りが能力不足だったために途中でドロップアウト致しまして、独立開業の道を歩むことになったのですけどね。

では今回のコラムはこれにて終了とさせていただきます。

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