適正為替相場
日本経済が復活するかどうかは為替相場の水準にかかっている・・ような報道が多いのですが為替相場だけで衰退と復活が左右されるのもなんだか釈然としない人も多いのではないでしょうか?
そーいえば高橋洋一さんが為替相場はマネタリーベース(市場に出回る通貨の供給量)でほぼ説明ができるって言っていたと思いますが、そんな単純な話じゃないって話も聞きまして、実のところ誰も正確にはわかっていないのではないかと考えてしまいますが、それでも国内経済に与える影響とか株価が為替相場に依存していまして、これって結構厄介なのではないでしょうかね?
そもそもね物々交換の仲介役から出発した通貨がですね、国家間をただ移動するってのは、これが資本主義経済だって言われても、はぁなのでありますね。
一応為替相場を左右する事で私の知っている事を書きならべてみますと次のような項目ですね。
・お金(通貨)は実質金利の高いほうに利ザヤを求めて移動するので、金利の高い国の通貨が買われて(交換されて)でもって買われた国の通貨の人気が上がるまたは品薄になって、通貨高になるとの事。
・国の信用度や安定感が低い国からはお金(通貨)が危険を察知して逃げ出すので当然ながら逃げだされた国の通貨の人気は下がってほしい人が少なくなった通貨は通貨安になって逆に逃げ出した先の国の通貨は人気が上がって通貨高になる、この派生要因として有事のドルなんて言われていますが紛争や大きな災害などの不安定要因やブラックスワンなんてものが出現すると安定感のある国際通貨の人気が高くなる。
・通貨発行量が原因で各国の中央銀行がお金を大量に発行すると価値が下がって通貨安になるし逆にお金の発行量を絞り込むと通貨高に進む。
以上が私の聞いた事のある為替相場の決定要因なのでありましてネットで調べてみると他にもGDPの変動具合とか失業率だとか細かい?ところは色々あるようなのでありますが、こーゆーちゃんと公にわかる処だけならばまぁ良いのではないかなって思いますがね。
けど聞くところによりますと為替相場の変動要因として見逃せないのが、国際的な巨大資金団体?グローバルな資本家といいますか投資家さんの為替売買額ってのは巨額の資金を動かしますから、そーゆー人々のさじ加減一つで為替相場が簡単に変動してまうのは問題ではないでしょうか?
例えばねGDPが日本の10%くらいしかない国の通貨を大量に売れば通貨安になって、その国の資産を安く買う事が出来ますし逆に大量に買いを入れれば逆に通貨高になりますから、その国の資産を高く売ることができちゃうわけですよね?
そんな事を考えていますと通貨とか為替相場ってのはなんだろうと思ってしまうのであります。