経営者の学歴コンプレックスの克服方法
お受験熱が熱かった昭和の時代ほどではありませんが、日本では緩やかな学歴社会が残っているのが現状である事は間違いないことで、最終学歴が高卒の人は単純労働作業ですとか派遣労働者が当たり前で、一部上場企業に務めるには大学を卒業していないと難しいというのは中々否定出来ないのではないでしょうか?
今回のコラムでは経営者の最終学歴についてですが、先に断っておきますと私の最終学歴は工業高校卒業で、一部上場企業の管理職を経て1999年から経営者をやらせてもらっています。
さてこのコラムをお読みの方の中には会社内で学歴コンプレックスを感じていらっしゃる方が中には居るのではと思いますが、最終学歴のコンプレックスというのはトランプで言う大貧民(大富豪)の革命カードを出した時のように大逆転できる可能性を誰もが持っていますので安心して下さいって事をこれから書きたいと思います。
世界のパナソニック(松下電器産業/ナショナル)の創業者で経営の神様と言われた松下幸之助さんは、小学校中退ですので学歴はなしです。
F1レースでおなじみで世界のバイク王の本田技研工業の創業者である本田宗一郎さんも小学校卒業が最終学歴です。
他にも一部上場企業の中には福井コンピュータの創業者の小林眞さんも最終学歴は中学校です。
私が何を言いたいかと言いますと別に学歴がなくても出世した人が居るという事では全く無くて、低学歴の人が出世すると、高学歴の人よりも自慢できる強みになるって事です。
別に誰に自慢する必要もありませんけど、例えば仮に今このコラムをお読みの貴方が中学校中退が最終学歴だったとして、何処かの中小企業で頑張って働いて店長にまで昇進したと致しましょう。
さてここからが大切なお話ですが、何か仕事上の会合で一緒になった誰かからこんな風に聞かれたとしましょう。
「ところで大学はどちらを出てらっしゃいますか?」
この時点で質問してきた相手は店長という役職なんだから当然、大学位は卒業しているだろうと前提で一切の悪気はなく聞いてきているわけです。
そんな時に、聞いて欲しくないなぁとか思ってはいけないのです、人生で大きな損をしてしまうことが決定してしまいますから。
そんな質問をされたら待ってましたとばかりに胸を張って、「私は中学校しか出てないんですよ、そんな私でも取り立ててくれた会社には感謝しているんですよ!(必ず最後の感謝の言葉までいれてくださいね)
そうやって胸を張って回答された相手は、少なくとも口に出して言うのは、それは優秀だったんですねとか、頑張られたのですね、という称賛の言葉を返すしかなくなってしまうのです。
逆にうつむいて小さな声で「中学しか出てないんですよ・・・」なんて答えてしまいますと、相手も同反応してよいのか困ってしまいますし、なにより貴方の学歴コンプレックスを増大させる結果になってしまいますから、くれぐれも対応間違えないようにしてくださいね。
まぁ逆に大卒で派遣労働者員だったとしたら、それは同僚の高卒労働者よりも内心はコンプレックスを持っている場合も少なくないのですからね。
朗読版