飲食業で独立開業
一昔前といってももう随分と前から町に立ち並ぶ飲食店の多くが世界的な大規模ファーストフード店ですとか、大手チェーン店ばかりになってしまいまして、どこの町でも当たり前のようにあった個人経営の食堂だとか、喫茶店の類がすっかり少なくなってしまいまして、かろうじて個人経営の店が点在するのはスナックの類だけのようになってしまった感じがします。
世間一般では独立開業のポピュラーな業種の筆頭格として飲食業になっていると思いますが、私の頭の中のイメージに有る小さな食堂だとかラーメン店だとか焼き鳥屋さんですとかそーゆー感じの店を仮に開いたとして、どうも町の様子からかんがみて下手すると他の業種での独立開業の成功率と比べて、低い成功率になっているのではないでしょうか?
この辺りは実際の統計データが見つからなかったので断定はできませんけど、間違いがないのは今現在において独立開業して飲食業を営もうと考えた時に、よほど自分に自信がない限りはフランチャイズの飲食店傘下に入って、自分の店を持つ形が当たり前の状態に気が付いたら変わっていたって感じですね。
そりゃまぁ消費者はシビアですから大量に食材を一括購入して、均一な味を提供できる全国展開のフランチャイズ店に太刀打ちするにはよほどの料理の品質をもって対抗しませんといけないわけで、チェーン店同士がしのぎを削って品質競争とか価格競争をしている状態ですから、そこに個人経営の零細飲食店が勝負しても勝ち目は非常に少ないのが現実なんですよね、なにせ成功しているチェーン店でも不採算店の閉鎖ですとか、一時期は人気があったチェーン店でもいつの間にか赤字に苦しんでいるのが現状ですからね。
だからこれから飲食店経営で独立開業するならフランチャイズチェーン本部選びから・・なんて書く気持ちは全然なくて逆張りと言いますか、こんな状況だからあえて世間一般の動きに背を向けて自主独立の動きをするのも勝機を見いだせる場合もあるのではないでしょうか?
まずね基本的に大手飲食店チェーン店は出前をやっていない(中にはデリバリー専門の店もありますが)のが現実なんですけど、ちょっと20年ほど前を考えてみますと、なにかあった時に自宅で出前を取るって行動はとても多かったと思いますけど、出前の総需要自体が減ったわけでもないのにいつの間にか、外に出かけて外食するのか家で食べるなら味気ないコンビニ弁当を買ってくるなんて動きが増えてきてしまいましたよね。
まぁ核家族化と言いますか一人暮らしの世帯が増えてきて出前の採算を考えるとチェーン店ではなかなか手を出せないのでしょうけど、地域密着の自転車での出前なんてのは個人開業の飲食店で勝てる分野なのではないでしょうか?