最も有効な販売促進策はネガティブキャンペーン?
風が吹けば桶屋が儲かるなんて諺もありますけど、例えば同じ商圏内で営業しているライバル店が閉鎖すれば当然ですがライバル店のお客は残ったお店に流れるわけで、効果的なネガティブキャンペーンはナニモノにも勝るとかんがえる事が出来ますね。
確かにネガティブキャンペーンってのはおおっぴらには出来ませんし根も葉もない噂を流せばブーメランになって自分の会社の売上に打撃を与えてしまいますけど、普通にね頑張って営業活動を致しまして必死に頑張っても売上を前年対比で10%伸ばすなんてことはとても難しい事はみなさん実感していると思いますけど、効果的なネガティブキャンペーンとか勝手に相手が自滅したなんて時は何の努力も無しに売上150%増加なんて事も有り得ますからね?
まぁ市場ですとか扱っている商材の種類にもよりますけど例えば非常に限られた市場の中で3社とか4社とかのメーカーが販売競争を繰り広げているような場合ほど、ライバル他社の失点ですとか落ち込みってのは自社の売上増に有効に作用するわけです。
さて比較広告が認められているアメリカと違って日本の場合は比較広告が認められていませんし、日本人にはライバル他社を貶して自社が市場シェアを奪うような手法といいますか販売促進策は馴染まないと思われているわけですけど、インターネットの発達によりまして、表立ってはやっていないけれど結構有名な大手企業なんかでも、コッソリライバル他社のネガティブキャンペーンをやっていると思えるフシが有ります。
まぁインターネットの匿名性を悪用したネガティブキャンペーンは周知の事実になってきた訳ですけど、実際にはインターネットの普及前からも行われていましたので、具体的に有効な販売促進策としての方法を書いてみたいと思います。
例えばたまたまライバル他社の良くない情報を入手したとしましょう、これは別に公表された事実である必要はなくてA社の経営陣が株式投資によってマネーゲームに失敗して財テクどころか財務状況が急激に悪化しているらしい程度の噂を耳にしたとしましょうか?
そこで営業マンとしては何とか有効にネガティブキャンペーンに活用してA社の売上をこっちに頂いてしまおうと考えるわけですけど、この手の話でしたらA社の顧客に訪問して直接経営者に披露するなんて事をしたら逆効果になりますから、関係者の中でも特に付き合いの長い仲の良い人にコッソリとオフレコ情報として流せばよいわけです。
基本的に企業ってのは社員間の情報交換とか情報共有を推進していますし、大概の場合は聞いた情報は上司に報告が行きまして気がついたら拡散している場合が殆どなんですね。
そんな感じのネガティブキャンペーンはあっちでもこっちでも行われていますし、噂程度ってのはやられた相手としては一番対策が取りにくい厄介な攻撃なんですね。