会社の組織構成と人員配置とパフォーマンス
一説によると会社の寿命は25年と言われていますがそれはさておいて、基本的に企業の人員配置はピラミッド型が最高のパフォーマンがでるようで、社長をトップに部長、課長と下がっていくにつれて数が多くなってくるわけです。
これが逆ピラミット型になってしまいますと給料の高い役職者ばかりで活発に動ける平社員が少なくて特に営業現場なんかではロートル社員ばかりじゃ人件費が高いだけで売上がそれに比例してこない事になります。
西暦2000年くらいまでは日本経済全体が拡大している事もあって企業の方も成長かつ拡大しつつ全体の従業員数を増やしながら人員構成のピラミッド型を維持しやすかったですし、出世競争に敗れた人にも大企業でしたら子会社のポストが有るとか、それが無くても好景気な時代でしたらベンチャー企業に転身するとか、独立の道を探るなんて手もありまして、ピラミッド型を維持できていたわけです。
これが今の日本のように20年もデフレ不況が続いて日本全体の経済が縮小する状況の中では、企業もそう簡単に拡大路線は取れないですし転職とか独立の道だって不景気なんですからそうそう簡単に出来る人なんていませんから、自発的に退職する人が少なくてピラミッド型を簡単に維持できなくなってしまっているんですね。
結果としてひどい場合は追い出し部屋なる秘境が出来ちゃったりセカンドライフプランとか言った再就職を支援する担当者を作ってみたり、何とかして組織体制を維持しようとするか、又は新卒採用を極端に絞ってしまって企業全体の平均年齢が上昇して気がついたら逆三角形になってしまいましたなんて事になってしまうんですね。
まぁ未来永劫継続し成長するなんて事はナンセンスな話とも言えますから、どっかでね企業も労働者も行きていける道を探る時期に来ているんでしょうね。
理想としては日本型家族経営の原点に戻りつつ経営側と労働者側が痛み分けが望ましいと考えているのですけど、どっかの竹中さんあたりがより労働者を安く使い捨てに出来るように画策するに始まって、いつの間にか安い労働力を海外から持ってくるなんて移民政策にジャンプしちゃうんですから私の頭の中では全然理解できないわけです。
一応どこかの竹中さんあたりは企業に有利な方向に導こうとしているようですけど、人件費が安いって理由で海外から移民を受け入れるなんて方向になってしまったら、企業だって長期的な人員計画が難しくなって日本国と一緒に衰退しちゃうと思うのですよね。