売上のビッグウェーブつまり大きな波

どんな業界においても企業の営業的な努力とは全く無関係に過去に経験したことがないような大きな売上を出す場合があります。

これをビッグウェーブと正式に呼ぶのかどうか私は知りませんけど、知っている事例は実に多くて消費税増税前の駆け込み需要に始まって、ライバル企業が突然倒産したとか何らかの理由で製品の出荷を停止したとか、現在進行形ですと大震災の影響で土建業からセメントや木材などの建築資材業界の特需ですとか、はたまた法令の改正によってコンピュータシステムのリプレイスが発生するとかですね。

直近に迫っているのが消費税増税とウィンドウズXPのサポート終了による買い替え需要なんてのも有ります。

他にも明らかにビッグウェーブを意識的に創りだそうとした事例としてエコポイント制度なんてものありますし、排ガス規制なんてのも本来の目的は全く違う事にありますけど結果として排ガス浄化の触媒を作っている企業やトラック業界に特需って形のビッグウェーブをもたらした訳ですね。

まぁこの手の特需は世界中に沢山ありまして倒産寸前で息も絶え絶えだった会社が特需が発生してビッグウェーブに乗れたので息を吹き返して見事に再生したなんて例も数多いわけです。

もちろん企業努力によって商品がヒットしただとかブームが起きただとか正統な営業活動によって売上のビッグウェーブが起きたなんて場合も多いのですけど、売上が前年比の200%ですとかいったベラボウな売上アップは外的な要因によって、勝手に売上が上がってしまうって場合のほうが多いように感じます。

真面目に企業を経営して一生懸命に営業活動をしている企業にとって外的要因による急な売上の急伸はいわば天が与えてくれたご褒美のようなものと考えて良いと思うのですけど、ビッグウェーブが目の前に出現してもそれに乗れる会社と乗れない会社なんて差が出てきます。

ま、別に売上のビッグウェーブに乗れなかったら絶対ダメってわけでもなくて、企業努力なんて何もしていないのに外的要因で急に売上利益が増えてことにいい気ななって経営者が自分の能力を過信してしまって、下手な業務拡張をした途端に波が引き始めてしまってビッグウェーブなんて棚ぼたの売上がでたばっかりにその後、倒産してしまいましたなんて例も非常に大きいのでは無いでしょうか?

ですから賢い経営者としてはビッグウェブは上手に捉えて売上利益を確保しつつ、その波が去った後に企業経営がおかしくならないようにしっかり心構えをしておくって事ですね。