営業活動に必要な非効率に感じる行動
長年営業で飯を食っている営業マンでしたら傍目には非効率で無駄だと思われるような行動が成約につながった経験を幾つも持っているのではないでしょうか?
過去に何度も訪問して無駄足に終わっている営業先に無駄だと思いつつ訪問してみたら何故か担当者に会えて契約につながったとか、過去に取引があっても最近は全然取引が無くて、それでも根気よく足を運んでいたら半年後に大口注文が取れたとか、営業マンによって色々な経験があると思います。
接触時間に比例して親密度が上がる
これは私が説明するまでも無く長く同じ場所にいる人ほど時間に比例して親密度は上がるという事です。(中には長くいて嫌われる人もいますが)
そうすると単にお邪魔して雑談して帰ると言う行為も全く無駄な営業活動では無いと言えるのですが、テレワークが優勢になっている今では難しいのかもしれませんね?
そんな事は無駄と思ったら
今でも生存しているのかどうか不明ですがExcel上司という、部下からの行動(主に営業日報等)の集計結果ににらめっこで、単純に集計結果のみで部下に指示を出すような上司が昔は良くいたものです。
で集計結果だけを根拠にすれば、そんな訪問は無駄だとか資料を作成して持って行っても、どうせ相手にしてもらえないから他の動きをみたいな場合が出てくるじゃないですか?
それは100%正しいとも言えませんし間違っているとも言えないのですが、少なくとも自分の経験からくる感は大切にしてほしいと思います。
そして営業の感というのは経験して初めて培われる代物であって、しかも人は失敗からより多くの事を学ぶように出来ています。
ですから時にはそんな事は無駄だと思っても迷ったら実行してみるをお勧めしたいと思います。
現代決定権を持っている社会人の多くが昭和の人
テレワークだとかソリューション何とかだとか、義理人情のGNP営業は古いと言う考え方も確かに間違ってはいません。
しかし今現在(2020年)大きな会社で実権を握っている決裁権者というのは、昭和30年代前後の、社会人になった頃はポケベルすらない正に足で稼ぐ営業を経験してきた人が多くて、昔ながらの価値観が土台になっている人が圧倒的に多いのが現実ではないでしょうか?
ですから無駄で非効率と切り捨てている営業活動の中にも、実は捨ててはいけない部分があるのではないでしょうか?
特に新規顧客開拓の営業にはその傾向が非常に強いと普段の営業でも感じているのです。