役職が風格を作る?容姿が出世の要素になる?

なりたてのほやほやな人は別にしまして大企業の社長は大企業の社長然としていますし、フリーターは一見してフリーターだと分かりますし、風采の上がらない零細企業の社長風な人はやっぱりその通りだったり致します。

これは出世や人生の分岐点におきまして容姿や風格が作用いたしまして貧相な人は上のステージに上がれなくて、見た目の雰囲気がそれなりの人は自然に上に上がっていくのか、逆にそれなりの地位に上がったら後から風格や要望が追い付いてくるのか判断が難しいところですね。

でですね昔、大人から人は顔や見かけで判断しちゃいけないって教わった気がしますけど、立派なオトナになった私自身もそうですし、世間一般の殆どの人が外見や顔で他人を判断するのは普通ですよね。

まぁそうじゃなかったらお見合いの場ですとか見ず知らずの会社や個人宅を訪問して物を売ってくる営業マンの基本としてまずは身だしなみとか言わないはずですし、美容整形がこんなに流行っているはずは無いんですよね。

で最初の話題に戻りますけど私の推測としましては心のありようは自然に顔や表情に現れるものでして、服装なんかも心の状態がそれにあった外見を自然と選択して身につけるって事がスタートだと思うのですよ。

ですから基本的に正直者はそれが顔に出ますし、いいなげんなインチキ営業マンなんてのは基本的にちょっとした時の表情に出るわけですから注意しているとそれが見抜けるんですけど、そーゆーのを超越した存在が役者とか有能な営業マンなんですよね。

つまり何が言いたいのかと言いますと、大企業の役職者然とした風格ですとかやっぱり大きな会社の社長だなって思われるような風格を漂わせている人ってのは、勿論持って生まれた何かがあるとは思いますけど、私が断定いたしますと、それは各自が自分のポジションに見合った表情や風格を醸しだすように演技しているって面が少なくとも最初は有るんだと思いますね。

日本には最近あまり使われなくなった諺で”姿から入って形に”ってのが有ります。

例えば平社員の営業マンから主任ですとか係長ですとか営業課長に昇進してその立場を任されるようになるには、まず姿から入ってって基本を分かっている人は普段の言動ですとか態度を昇進した時のことまで考えて、ある意味、演技から入って自然と自分の本来の姿に同化していきましたってのが実際のところなんじゃないでしょうか?

ですから現実は最初から備わっていたわけでも後から付いてきたわけでもなくて、先ずは姿から入ることの大切さに気がついた人が出世していくってのが多いんだと思います。