株価の変動と生活への影響?

毎日Yahooのトップページに株価が上がったとか下がったとか文字が出ていますけど、株主さん以外に何か関係しているのかどうかを考察してみたいと思います。

一応私も前は上場企業の管理職やっていまして社員持株会にはいってそれなりの株を所有したわけですけど、別に株価が上昇したから臨時ボーナスがでるわきゃなかったですし、逆に株価が下がったからボーナスは一律で5%ダウンなんて事も一切なかったわけです。

そりゃ自分でも所有しているんですから上がるに越したことは無いのですけど、退職するまで基本的に売却するとなんとなく上層部の目が気になるみたいな感じで、在職している間は売却しちゃう人は非常に少なかったと思います。

ただなんとなく上場してから少々息苦しくなったような、書類やら規定やら色々と整備されてきまして自由に動きたい営業マンとかには上場前の昔のほうが家庭的で自由に仕事が出来たなんて声が私を含めて有りましたね。

まぁ強いて言えば独身男性が非常に多かった事から、結婚の相手探しというかなにかそっち方面ではご利益がそれなりにあるような噂は聞きましたけど、ただ表示される数字が変わる以外に上場企業の社内にはなんの変化もなかったわけで、毎日の営業活動ですとか売上目標達成に向けての事を殆ど考えていたわけです。

さて現在の私は会社を退職して起業して持っていた株も全部売却して非株主になりましたが、はっきり言って日経平均が暴落しようがリーマン・ショックが新聞紙上で騒がれていようが、なんか生活が変わったかというと何の変化も有りません。

そういえば時々帝国データバンクの倒産速報をチェックしていますけど、株価が下がって倒産しましたなんて話は一度も目にしたことは無いのでありますし、何らかの理由で上場廃止した企業だってたくさんありますけど、別に工場や事務所や従業員は前と変わらない状態で企業も営業活動しているのでありますから、その前に株式会社といっても大部分が株式公開なんてしていないんですから、はっきりって日常生活への影響なんて全くないかあったとしても軽微な影響しか無いとしか思えないのです。

思うに株式公開なんて事はしないで会社は社長と従業員のものみたいな感じで、みんなで頑張って出した営業利益は頑張った人に分配しましょう、株主なんて外部の単なる投資家なんて居ないんだから自由に活動しましょうねみたいな会社が強かったりするんじゃないでしょうか?

だって目先の短期利益ばかりを追求していたら、長期的には没落しちゃいますからね。