経営者の贅沢な暮らしについて考える
企業の倒産や会社更生法の申請などの度に、槍玉に上がるのが経営者の贅沢な暮らしぶりであったり、高慢経営とか公私混同ってやつなのですが、今回の コラムではこんな内容について思ったことを自由に書いてみようと思います。
昔読んだ起業家向けのノウハウ本 (誰が著者だったのかはすっかり忘れましたが)に書いてあっって、なるほどと思った内容が有るのですが、人がサラリーマンを辞めて、起業するのは貧乏か ら、頑張って会社を立ち上げて大きくして、やがてリッチになる事が基本のような事が書いてあったのを覚えています。
確かにその通りで、サラリーマンとしての収入に満足して、それで十分に生活できるのであれば、何もわざわざリスクを冒して起業する必要は無 いのでして、企業家が会社を立ち上げて頑張る目標の一つに、より高い収入を目指してリッチな生活を追及するってもの、全く至極当然の事だと思いませんか?
言 うまでも無く、企業ってのはハイリスクは間違いなく、しかもハイリターンになる可能性も決して高いとは言えず、ローリターンならまだしも、ちょっとした経 営判断のミスで、無一文になってしまう事だって、少なくは無いので有ります。
※経営者は失業封建や労災保険には基本的に入れませんので、民 間の共済などに予め加入していませんと、文字通り寒空の下に放り出されるので有ります。
そーゆー現実がありますので、経営者の方が個人の蓄 財に励んだり、豪華な社長室を作って、社員の気持ちを考えないで贅沢に走ってしまう人が出てきてしまうのも、ある意味、当然と言えば当然と言ってしまって も良いのかも知れないですね?
でね、私の考えとしては贅沢な暮らしをしようと、ちゃんと社員が付いてきてくれて、消費者に受け入れられる商 品やサービスが提供できていれば、それで良いのですが、逆に社員が離反してしまったり、業績が低迷した時には、全て経営者の自己責任ですよって事だと思い ますね?
景気の面から見ますと、一杯稼いで会社として適正な税金を納めまして、まあ時として贅沢品を購入したほうが税収や景気の向上に貢献 するので有りまして、経営者として成功しても質素にしているってのもどうかって思いますね。
まあ私自身の話を致しますと、人並みな生活レベルは維持していますが、リッチな生活をする為には、もう2頑張り位しないと、無理かなって感 じですけどね?
朗読版