特売貧乏と商売の極意
一言に商売の極意と言っても色いろあるわけですけど、買う必要のないものまで買ってもらうだとか、捨ててしまう分までお客に買ってもらうってのが有りまして、消費者にとってはこれに載せられると損をするわけでありますね。
すっごくわかり易い例で話しを致しますと、醤油ってのが有りますよね。
私は醤油大好き人間で何でもかんでもじゃんじゃんかけてしまうんですけど、小皿に注いだ醤油ってのを最後の一滴まで使い切ることは先ず無くて、最後に小皿に残った醤油は捨ててしまうので有りますから、ある意味では捨てる分まで購入しているって事になりますね。
そういえば昔はミカンといえばダンボール箱に入ったミカンを年末になるとどこの家庭も箱で購入していたのでありまして、まぁ余程のミカン好きが家にいる家庭以外は最後には腐ってしまって捨てていまったりしていたのでありますけど、最近は少量で販売しているのでその手の廃棄は減っているのでありますけど、昔は捨ててしまう分まで購入していたって感じでは無いでしょうか?
まぁ最近では少子化の影響なのか大家族が極端に減ってしまいまして、各家族なんてのもとっくに通りすぎてしまいまして、世帯人数の平均が二人を切ってしまって居るのですから、商売の方もソレに合わせて小分けでの販売が増えておりまして、家庭での廃棄消費は随分と減っているのが現状ですけど、デフレの中でも特売消費とそれに伴う特売貧乏も増えているのでは無いでしょうかね?
まぁ普通に清く貧しく美しくなんて生活をしているぶんには必要な商品やサービスを必要に応じて必要なだけ購入すれば良いのでありますけど、変な話ですけど、経済的に困窮しているとか余裕が無い家庭ほど特売貧乏とでも言いましょうか、無駄な商品を特売やセールに釣られて購入してしまって結局は無駄な死蔵商品を購入してしまうって場合も多いのでは無いでしょうか?
例えばね、どうせ誰かがもしくは自分が食べるからと思って即席麺が半額、但し賞味期限が迫っていますなんてものは、本当は食べたい時に食べる量だけ購入したほうが無駄な買い物もしないし、余計な出費をしなくて済むんですけど、経済的に余裕が無い人ほど衝動的に購入してしまうなんて事が多いように感じますね。
逆に経済的に余裕がある人でしたら別に特売にこだわらないで必要な物を必要に応じて購入するわけなのでありまして、特売やセールに乗せられるかそうじゃないかで無駄な買い物をするかしないかの差がでてきてしますわけですよ。
少しでも節約しましょうとか出費を減らしましょうって行動が実は逆に作用している事も多いのでは無いでしょうかね?