アイデア貧乏
私の実感としてはアイデアマンってのはえてして熱しやすく冷めやすい気がするんですよね。
ここで言うアイデアマンの定義とは常に新しいアイデアが湧き出てきて新しいアイデアがよろどりみどりみたいな感じの人で、これに行動力と忍耐力が有れば鬼に金棒なんですけど、大概はアイデアだけは人一倍出るんだけど行動力が伴わないだとか、新しいアイデアを直ぐに行動に移す行動力も有るんですけどせっかく独創性のあるアイデア何だけど、十分な準備のないままに見切り発車しちゃうので結果が伴わないものだから、さっさと諦めて新しいアイデアに方向を変えちゃうみたいな感じの人が多いのではないかなって思っています。
私の知る限り成功者と言われる人の中には新しい商売のアイデアを閃いて、そこで人生をかけるくらいに徹底的に打ち込みまして成功に辿り着いたみたいな事例が多いのですけど、せっかく素晴らしいアイデアでもやり遂げないから結果的に失敗に終わったなんて場合も多いのではないでしょうか?
まぁアイデアマンってのは泉から水が湧き出るがごとく新しいアイデアが次々と出てくるわけですから試しにやってみて、ダメだったら直ぐに方向転換するのはテストマーケティングして進退を考えるようなもので別に不思議な行動でもなんでもないのかもしれませんけど、これが中小企業の社長でしたらその従業員としてはたまったもんじゃなかったり致します。
つまりですね経営者としては商売を発展させるためにアイデアがわかないとそれはそれで問題なんですけど、次々と新しいアイデアを追いかけるってのは会社組織としては色々と不都合な事が多いと思うのですよね。
それとですね新しいアイデアがどんどん湧いて出てくるなんてのは所詮その場での思いつきの事を口に出しちゃうかどうかだけの問題で、言い方を変えますと下手な鉄砲も数打ちゃ当たる的な行動パターンを地で行く人だけじゃないかと思いませんか?
それに星の数ほど新しいアイデアを出しているようですと本当に素晴らしい画期的な商売のアイデアが混ざっていても他のクズなアイデアに埋もれてしまって埋没しかねないですからね。
だから商売を大きく発展させる素晴らしい画期的なアイデアなんてのは一生のうちに一回か二回も閃いたらそれで大満足なことなので有りまして、それが常時新しいアイデアが出てくるなんて状態はちょっと違うと言いますか、下手すると負の連鎖が始まっちゃうだけなんじゃないかなって思いますね。
アイデアの自転車操業ならまだしもアイデア貧乏みたいになっちゃいますからね。