安定のローテク営業ツール

外部からのサイバー攻撃に最も強固な守りがされているのは北朝鮮ですが、これはそもそもハイテクインフラに全く依存していない昔ながらのローテクに頼っているからで、鉄道ダイヤも未だに紙と鉛筆で作成しているのだそうですね。

さて話は営業ツールですとか営業活動を裏で支える営業支援関係に移りますけど、わざわざお金をかけて営業支援的なツールを導入する必要がない場合が多いばかりじゃなく、やっぱり昔のローテクツールのほうが良かったなんて場合も多いのでは無いでしょうか?

例えばですね現場の営業マンが最近はタブレットを使ってこれに住所録(顧客名簿)を入れておいいたり営業日報もこれで記録しておくなんて事も多いようですけど、昔ながらの手帳と比べてみたらどうでしょうか?

まず真っ先に考えられるのが営業活動中に外出先で下に落としてしまう場合です。

まぁ首から紐でぶら下げといたらそんな心配は無いのかもしれませんけど、紙の手帳でしたらべつに地面に落とそうが叩きつけようが拾って周りについた汚れをパンパンすれば元通りなんですけど、タブレットなんてのは直ぐに故障して使えなくなるか液晶画面にヒビが入るなどの重大なダメージを負うことになってしまいますよね。

それに顧客データですとか外部に流出しては絶対にいけない資料などについても外部流出のリスクの高さを考えますと、アクセスされてしまえば一瞬で大量のデータも簡単にコピーが取られてしまうのに較べて、手帳になんページにも書かれたものなんてのは簡単にアクセス致しましてデーターのコピーなんてのは絶対出来ませんからね。

まぁ根本的に商談中に要点を記録するなんて営業マンにとって日常的に必要なシチュエーションでは、圧倒的に自分の手で書いたほうがより多くの情報を記録することが出来ますしね。

それに充電が切れて使えないですとか社内が停電でとかウィルスに感染してしまったなんて心配もローテク営業ツールであれば最初からそんな心配は一切無用なのでありまして安心なのです。

確かにハイテク営業ツールはバックアップが取れるとか整理や分析に使えるなんてメリットも有るのですけど、どーせ営業活動を分析してなんていってもハイテクツールが有るから素晴らしい方法が見つかるなんてのは幻想なので有りまして、営業のアイデアですとか今後に向けての戦略なんてのは、現場で実際に市場の声を聞いて判断するものでそれを変に数値化なんて致しましたら逆にあさっての方向に進んでしまう場合も多いのですね。

ですから無理にハイテク営業ツールを導入するとか、これで売上を増加させるなんて過度な期待をハイテク営業ツールにしてはいけないのです。