半径5キロ以内の集客とスマホサイト
インターネットが普及し始めて企業がホームページを持つようになった創世記の頃は、これかは地方の零細企業や個人商店レベルでも、インターネットの世界では大手企業と互角に戦える時代が来たみたいな期待がありまして、随分と多くの零細企業が大張り切りでネット販売に乗り出した時代が有りましたけど、成功したのはほんの一握りってのが現実でしたよね。
まぁネット販売なんてのは参入障壁が低いために独自の商品やコンテンツがないと価格競争になってしまって、たとえ売れても採算が取れないとか、単にホームページを開設して商品を並べただけでは売れないなんて事に気が付いて、撤退した企業も非常に多いわけです。
この失敗の原因を考えてみますとどうもインターネットの世界ってのは世界につながっているから、みたいな部分に目を奪われすぎてしまったのが問題だった場合が多いのではないでしょうか?
例えばですね地方の小規模な小売店で考えてみますと、基本的に商圏ってのは半径五キロですとか広くても市内と近隣の市町村レベルなわけで、そこをですね強化する事を忘れていきなり世界に挑戦しちゃったみたいな感じじゃないでしょうかね?
この場合は別にホームページなんてのは予算一万円で簡単なホームページで全然構わないわけで、その代わりにお店に来てくれているお客さんにしっかり自分のサイトを告知してブックマークに入れてもらうとか、メールでの情報を配信するとかいたしまして、徹底的に既存客に対して情報を提供するほうが売上に結びついてくれるわけですよ。
あとですね、よくスマホの画面を見せれば割引するとか何かサービス品をさし上げるとか、クーポンの配布なんて感じの販売促進の方法が有りますけど、固定客が非常に少なくて新規顧客開拓を一生懸命やるんでしたらメリットというか効果は出せるんですけど、やり過ぎやスマホを持っていない顧客とあまり差別が出てしまうような事をやりますとデメリットのほうが大きくなってしまうと思います。
これはですね
<A>スマホの画面を見せてくれたお客様にノベリティをプレゼント(今日と明日です)
<B>今日と明日にご来店頂いたお客様にノベリティを差し上げています。
この場合お客様としてはどっちにしてもプレゼントはもらえるわけですから、来店の動機としては全く一緒ですしスマホを持っていないお客様を差別するような事態も発生いたしませんし、実は<B>のほうが友達を誘って一緒に来てくれる可能性が高くなるわけです。
こんな部分を気をつけないとスマホを使った集客ってのはデメリットが大きくなってしまったりするわけですよ。