新規取引先開拓方法と正規のもぐり業者

これはお固い会社にはお勧めできませんし胸を張って言えた事でも無いのですけど、新たに取引先を開拓する一つの方法です。

一応私も昔は上場企業に勤務していた経験があるのですけど、基本的にと言いますか社内のルールと言いますか、新たに何処かの会社と取引を開始する場合には会社対会社で取引契約書を取り交わしてから正式な取引開始となるわけです。

取引契約書には商品納入の仕切り条件ですとか支払い条件などを記載して後でトラブルにならないで円滑な商売ができるようにする訳ですね。

ただこれが大企業になるほど簡単には契約書を取り交わしてくれないのでありまして、こちらが中小零細企業ですと尚更ですね。

まぁ担当者の本音では書面で取引契約を取り交わして何か面倒な事が起きたら嫌だとか、特に必要性を感じていないだとか将来的に継続して取引を行うかどうか確信が持てないだとか色々と諸事情があるのでしょう。

でですね取引先開拓する側にとっては目的は商品が納入されて代金が入金されるのが目的なのですから、取引契約開始から次に取引開始って固定観念は時には忘れてしまっても良いのでは無いでしょうか?

簡単に流れを説明いたしますとスポット仕入れ→正規のもぐり業者→正規の取引契約業者みたいな流れです。

これはどんな大企業であっても絶対絶対に取引契約を交わした業者以外に仕入れは出来ない訳じゃなくて、必要に応じてスポット仕入れって感じの仕入れを発生させる事ができます。

私の場合はまず市場開拓をするにあたって先ずは自分で営業に回って直販で顧客開拓をする事から始めるのですけど、そこでね契約が成立したお客から出入りのOA機器販売業者を聞き出す、またはそこを経由して購入したいかどうかを質問したりするのです。

まぁそこを足がかりにして一時的な粗利金額が減りますけど、なんだかんだと言いながら代理店を経由しての販売実績をスポット仕入れで作るわけですよ。

普通に代理店開拓じゃまず門前払いですし、普通にまず取引契約の締結なんて無理なんですけどこれが代理店にとっての顧客からの後押しが有れば仕方がないのでスポット仕入れで・・でとにかく実績を作ってしまうわけですよ。

でここでですね実績ができたから取引契約の締結をなんて焦ってはいなないのであります。

それから暫くは地域開拓をしながら同じような手法でスポット仕入れを継続してもらうといいますか強制的に経由させる取引を続けるのですが、この状態を正規のもぐり業者と私はよんでいます。

そんな状態の取引をコツコツ続けながらやがて正規の取引業者になるチャンスを伺うのです。