断る理由と断られる原因(営業社員向け)

営業の仕事は断られてからがスタートだのなんだのって格言じみた言葉もありますけど、断る側としても本音と建前みたいなものが有りますよね。

本当はとても欲しくて買いたいんだけど懐具合は火の車でとても新たな出費をするだけの余裕がなくても、一応は世間体とか見栄とかそんな心理が働いて別の理由を考えだして営業マンにお断りをするなんてのも有りますし、法人(企業)の場合でしたらもっと切実に導入にあたって銀行に融資を申し込んだんだけで、あっさり銀行から融資を断られてしまって、まさかそのまま真実を伝えてしまったら会社の信用を落としてしまうので、まだ時期尚早だのなんだの言って断る場合もあるかと思います。

それからね営業社員に関係する事で書きますけど、資金的にも全く問題がないし営業されている製品の機能面も価格面も全く満足のいく感じだし、社長の決裁も出ているし何より業務の改善につながる提案・・だけどなぁ売り込みに来ている営業マンがどうも個人的に好きになれないし、ハッキリ言って信用出来ないんだよな・・・、なんて場合に結局は導入を見送って営業マンにお断りを入れるのに建前で話すしか無いって事も多いわけですよ。

大人になりきれない人でしたら、「製品は非常に気に入っているけど、ハッキリ言ってお前が気に入らないので買わない」なんて本人にはっきり通告しちゃうのかもしれませんけど、後になってどんな繋がりができてくるか法人の場合は特に分かりませんし、下手に逆恨みされても嫌ですし、そもそもね断る原因をそのまま事実を伝えても、会社にとってのメリットはなにもないわけですから建前を使うのが無難なんですよね。

そこでもう少し周りの状況や同業者の状況を見てからだとか、社内で稟議書を上げて検討しましたが最終的に役員や社長の決済が下りなかったなんて角が立たないような理由でお断りをする場合も多いのですよ。

まぁこんな事は営業現場では日常茶飯事な出来事なわけですけど、コレを真に受けてしまう営業マンも結構多いんですよね。

「よう考えときまっさ!」は私が生まれた京都界隈では断り文句の常套句なんですけど、これを知らない営業マンは導入に向けて検討してくれているだなんて勘違いしてしまって、上司を連れてクロージングに出かけてしまうなんて場合もあるようですけど、営業事例の集計においてこの辺りは少し考えなくちゃいけないと思うのです。

つまり製品を売り込んで最終的に断られてしまった事例を集めて集計を取るような場合ですね、下手すると実情を映しだすんじゃなくて単に建前の羅列になってしまう場合も少なくないのです。