日本航空の特別早期退職募集について考える

鶴のマークで知られた日本を代表する航空会社だった日本航空が日本の凋落と歩みを合わせるかのように、企業としての力も輝きも急速に失いつつ有るのを目の当たりにしているのですが、報道によりますとこの度日本航空ではなんと三十五歳以上の社員を対象として早期退職者を2700名を見込んで(目標と)しているのだそうでありまして、今のこのご時世で後数年で定年退職する社員ならいざ知らず、三十代や四十代の社員で早期退職に応じる人がいるのでしょうかね?

もちろん日本航空にしても社員の首切りなんてことはしたくないでしょうし、経営努力をした結果で人員削減にまで踏み込まないと再建が難しいと判断したのでしょうが、社員にとっては学業に励んで入社においては高い競争率を勝ち抜いて入社した努力いったいなんだったのだろうかって思ってしまう人も多いのではないでしょうかね?

実は私自身が早期退職制度に応募した経験が有るのですけど、まず基本的に早期退職者募集に応募するのは会社に見切りを付けていて尚且つ次に就職口が確保出来ているまたは確実に転職出来る人が大部分なので有りまして、そーゆー人が割増される退職金を損得勘定にかけて早期退職に手をあげるって感じだと思いますが、今のご時世ではそう簡単に次の就職先なんぞ見つかりませんし、たとえ見つかったとしても現職が日本航空の社員でしたらそれなりの年収を貰っていると思いますから、やはり年収ダウンになるって人ばかりではないでしょうかね?

もちろん背に腹は代えられない状態なのは分かりますし、早期退職と言う体のいい首切でも行いまして余剰人員の削減を行いませんと日本航空全体が墜落してしまうのは分かりますし、私が経営者でも同じことをやった可能性が高いのですけど、なにせ日本はセーフティネットが確立されちゃいないですから労働者は突然放り出されて苦労することになってしまったりするのですよね。

しかし思うのですが政府としても雇用不安を何とかしようにも経済状況がこれでは企業だっておいそれと人は雇えませんし、人員整理をしたいと思っている企業も沢山有る状態なのですから、起業支援の分野に力をいれませんと新たな雇用はそう簡単には生み出せないのではないでしょうかね?

企業にいくら助成金だのをつぎ込んで雇用をお願いしても景気が悪くなって業績が低下したらリストラしてしまうのですから、それよりも新しい企業がどんどん立ち上がった方が雇用環境は良くなると思うのであります。