不動産ファンド

前にも何処かに書きましたが、投げる資産で投資ですから絶対確実に儲る事は世の中あり得ないので有りますが、まあお金を集めるほうはそんな事はおくびにも出しませんし、綺麗なカタログやパンフレットを作ってせっせとお金を出してくれる人を集めるのでありまして、そもそも高利回り、高配当で絶対確実に儲る金融商品が存在するのでしたら、この世の中から貧乏人は居なくなるので有りますね。

さて今回のコラムの本題であります不動産ファンドですが、ファンドによって若干の違いは有りますが、概ね投資家から集めた資金で賃貸マンション、リゾートマンション、ホテルなどを建設致しまして、それを運営して収益の中なら配当を受け取るとか、物件を丸ごと第三者にリースして収益を出していく形が有るようですが、収益が見込める不動産案件に出資して収益を求めるって事ですよね。

まあ私自身に博才(ばくさい)が無いのか、余程運が悪かったのか投資の類で良い思い出がほぼ無いに等しいのですが、実は未だに他人から資金を預かって、高い金利を付けて戻してくれる奇特な人の存在がどうしても信じられないのでありまして、わざわざ手間のかかる個人から百万円単位で資金を集めるよりも、銀行とか機関投資家とかアラブの大富豪辺りに資金を出して貰えば良さそうな気がしますが、なぜ多額の宣伝費を使ったり営業マンを使ってまで、個人投資家から資金を集めるのでしょうかね?

ついでに書いてしまいますと、不動産ファンドの中には匿名組合を主体とする場合も少なく無いようですが、どうも匿名って言葉が引っかかってしまう部分も有るのですが、個人的には引いてしまう部分が大きいですね。

なにせ不動産投資で収益を上げる為には、それなりの規模で投資しませんと小さなアパートですら建築できないですし、投資効果を得る事は出来ないと思いますが、わざわざ小口にしまして不特定多数から資金を集めて余計な事務手間を増やしたり、諸経費を増大させる意味が私には分からないので有りますね。

追伸
海の向こうアメリカでは低所得者向けの住宅ローンが破綻して、それを組み入れた各種ファンドが壊滅的な被害を受けて大騒ぎになる以上に、実体経済にまで飛び火して世界的な不況が人々を苦しめていますよね。

私が小さい頃にはお金で遊ぶと罰が当たると言われて居ましたが、どうやらその話は本当だったようで、金融工学と言っても所詮はお金で遊んでいたに過ぎなかったのではないかな、と今にして思いますね。