フランチャイズ詐欺について考える

さて先ず書いておきたいのはフランチャイズに加盟すると言ってもやっぱり自分が経営者としてこれから事業を始めることに根本的には変わりがないのでありますから、フランチャイズの説明会で成功事例を聞いて自分でも簡単に儲かるなんて甘い夢を見て安易に加盟しないことがオーナー希望者に求められる部分だと思います。

聞くところによりますとフランチャイズ本部を訴えた訴訟がいくつか出ているようですが、明らかな虚偽の事実を元に加盟の勧誘をされて加盟した以外は、なかなか経営不振の原因をフランチャイズ本部だけのせいには出来ないと思いますね。

もちろん悪質なフランチャイズ本部の中には最初から加盟金目当てで甘い言葉を並べてオーナーを集める場合も有るのかもしれませんが、まずその商売なんてもので絶対に儲かるなんて商売は無くて、フランチャイズに加盟するって場合でも例外ではないのですよね。

まぁ良い例として有名なフランチャイズチェーンで全国的には成功店が多くて全体としても儲かっている場合でも、やっぱり一定の確率で不採算店は出現してしまうのが現実ですから、絶対って話はないのですよね。

失敗したフランチャイズオーナーの中にはフランチャイズ本部の担当者の甘い言葉に騙されてしまったと悔やんでいる人も結構いらっしゃると思いますが、冷静に考えればフランチャイズ本部の仕事は加盟店の指導と合わせて、加盟店をできるだけ多く集めるのが仕事なので有りましてそのあたりは普通の営業マンが商品を売り込むのと同等に考えなくてはいけないと思いますね。

ただしやっぱりフランチャイズ本部に加盟してこれから自分で商売をやっていこうと思う人の多くは脱サラ一年生ですとか、初めて商売をするのに全て自力で行うのは不安に感じてフランチャイズ本部の説明会に出かける場合が多いと思いますので、やっぱりプロの説明を聞けばどんな商売の内容であっても成功を夢見てしまうのでしょうか?

昔の人は良く言ったもので甘い話には裏が有るとか、人を見たら泥棒と思えだなんて言葉も有りましたけどどんな商売だって甘いもんじゃないって事は事実だと思います。

追伸
フランチャイズへの加盟で独立を考えているのであれば最低でも2つの本部の説明を聞きに行くべきですし、何が何でも独立したいって結論有りきで行動してしまいますとそれこそ質の悪いフランチャイズ本部にひっかかってしまうのではないでしょうか?

なにせこの世界は玉石混交状態なのは間違いないですからね。