交渉事で引いちゃ駄目

怖じ気づいて後ずさりする事を、芋を引くって表現をする場合があるのだそうですけど、現在弊社はとある不動産系の従業員120人位の企業と少々トラブルになっていまして、私のほうは裁判所に申し立てに必要な証拠関係とか、警察への被害届に必要な情報などを準備万端整えて交渉にあたっているのですけど、零細企業とは言え代表は企業のトップなのですから、簡単に腰が引けてしまうようでしたら、社員は付いてきませんしモチベーションが下がるって副作用まで出てきてしまうのですよね。

でね、企業経営でも個人で商売でも本人が望んでいなくても、時にはお客とか他の企業とトラブルになるのを避けて通れないのですけど、そーゆー時に経営者の胆力とか信念ってのが現れてくるのでは無いでしょうかね?

さて、その肝心要の所で経営者の腰が引けて譲歩しちゃうとか、黙って損しちゃうってのは時には変に突っ張ってトラブル対応に時間を割いてしまう時間的な損失を考えて、まぁいっかってしてしまう場合も有りますけど、実際には準備不足とか精神的な弱さが露呈してしまう場合が多いのではないでしょうかね?

私個人の事が多少参考になれば幸いなのですけど、まず余所の会社とトラブルになる場合、こちらから交渉を持ち込む場合は完璧に証拠なり事例なりを集めまして、必要な場合は弁護士なりに事前に相談してから交渉に臨む事をお勧め致します。

その何と言いますか事前準備ってのは結構手間がかかりますし、弊社のように弁護士さんに相談と行っても顧問契約をしているというよりも、相談の都度1回幾らで相談する場合ですと、出費が発生してしまうのですけど、ここを手抜きしてしまいますと交渉が始まってからこっちが不利になってしまったり、腰が引けてしまったりするんですよね。

だからね、交渉事で事前に準備が出来たり専門家に相談できる場合は絶対に手を抜いちゃいけないので有りまして、それさえしっかりやっておけばまず交渉事の途中で腰が引ける事は無いはずですし、自分の手の内を全て明かさないで交渉を始めるなど余裕を持って事を進める事が出来たりするのですよね。

それと、裁判だとか訴訟だとか被害届って事になるとどーも面倒そうだし何もそこまでって事で最終的には引いてしまって有耶無耶にしちゃう人も結構多いようなんですけど、自分が正しいのでしたらそーゆー事で腰が引けてはいけないのでありまして、腰が引けていては社員は誰も付いてこなくなるので有りますね。