タンス預金と隠し財産

日本中のタンス預金の増額は何十兆円にものぼるのだそうでして、いったいどうやってタンスの中を調べたのか知りませんけど、多分市場に流通している現金と発行済の紙幣とかそんなものを差し引きして計算したのでしょうけど、銀行を信用していない人が多いのか表に出せない現金が多いのか、結構な額になるのですね。

金は天下の回りものって言葉がありまして、今はお金が無くてもいつの日にか回りまわって自分のところにもお金がやってきたり、逆にお金を沢山持っていても将来何処かに行ってしまうって意味だったと思いますが、どうもお金を持っている人はそのまま預金とかタンス預金の形で長期滞在させてしまうようですし、低賃金の労働に従事している人は昇給も望めいない状況でいつまで待ってもお金が回ってこないって状況になっているようなのでありまして、今はまだ健在ですけどそのうちに金は天下の回りものって言葉が死語になってしまうのではないでしょうかね?

まぁ将来に不安があったり社会保障や社会のセーフティネットがしっかりしていない状況では、将来の不安に打ち勝つために現金を手元に溜め込む行動に出てしまうのは仕方が無いことでありまして、もしちゃんと年金がまともに暮らせるだけ絶対に老後に貰えるってはっきりしていましたら、お金なんて持っていてもあの世にはもっていけないし三途の川の渡り賃だけのこして、あとはこの世にいる間に楽しんでしまおうって気持になって、宵越しの金は持たない状態になるのではないかと思いますけどね。

そう言えば北の将軍様が君臨するかの国ではタンス預金や表に出てこない現金を一掃するためにデノミを実施して結果として大混乱を引き起こしてしまったために関係者が処分されたそうですけど、たしか日本でもタンス預金を表に出して流通させるために贈与税を優遇する政策が検討されていたような気が致しますが実際にやったとしたら失敗するのではないでしょうかね?

そんな事よりもベーシック・インカムを一例に致しまして、何が有っても最低限の生活が保証されている国にすることと適度な(毎年3%程度)のインフレ状態であればタンス預金や隠し財産を持っていてもどんどん目減りしてしまうわけですから黙っていてもタンス預金は引き出しから出てきて消費に回ると思いますけどね。

しかしながら政権交代した日本国政府は混迷を極めていますし明るい将来の展望も見えない状況ですのでタンス預金は減らないのではないでっしょうかね?