災害とコンビニとヘリコプターとインフラ

天災は忘れた頃にやってくるなんて昔のことわざになってしまうようで、どうも災害の記憶がまだ新しいうちに次の天災が日本に訪れているような気がしませんか?

一昨日よりの大雪で山梨県をはじめとする地方では道路上で車内に閉じ込められたまま二泊する羽目になった人ですとか、道路が封鎖されてしまって食料の供給がストップしたままの地域が出ています。

さて今や日本各地に進出したコンビニエンスストアチェーンは社会のインフラとも言われるくらいの社会的な地位を確立していますが、今回の大雪のような時にこそ、食料品の供給で活躍して欲しいところですけど実際のところ全くとは言いませんが、あまり役に立たないコンビニと企業の力を見せつけたコンビニと差がでてしまいますね。

これはツイッターなどでの写真が出回っていますし過去の東北大震災なんかでもそうでしたけど、何か災害が起きると瞬く間にコンビニエンスストアの食料品棚は空っぽになってしまって買い物に行っても食料品は何もない状態ができてしまうわけです。

まぁそれは当たり前の話でコンビニってのは一日に何回も様々なトラックが配達にやってきてきめ細かく商品を納入するために、店舗には倉庫が不要できめ細かい外部からの補充によって最低限の店舗在庫で運営しているんですから、そりゃ普段の日でもちょっと仕入れの予測を外したり、数時間でも配送のトラックが遅れるだけで弁当やサンドイッチの棚が空っぽになるんですから、配送が止まってしまって逆にお客が大勢買いに来たら瞬く間に商品なくなっちゃいますよね?

そんなわけで多くの商店は食料品の棚が空っぽの状態で開店休業状態だったようですけど、流石に業界最大手のセブン-イレブン・ジャパンはそーゆー時に格の違いを見せつけますね。

セブン-イレブン・ジャパンはトラックが道路封鎖で入っていけない山梨県の店舗にヘリコプターを飛ばしてパンを5000個だか空輸したんだそうで採算割れもなんのその、開いてて良かったを実践していましたね。

まぁ今回のセブン-イレブンのヘリコプターによる緊急配送を横目で見ていたローソンあたりもヘリコプターの緊急配送準備をしてくるでしょうから、そうするとどんどんコンビニエンスストアが社会のインフラとの認識が高まってくるでしょうね。

ただ個人的にはそうやって個人商店が淘汰されていくのはとてもさみしい気がするのであります、本来は行政が緊急の対応を準備しておきて営利企業は商売に打ち込むのは本筋なんですけど、どうも私企業のパワーは凄いもんだと感じます。