内部崩壊

企業がダメになっていく原因の一番が内部崩壊だと一部で言われていますが、実際にその通りだと思います。

ただほぼ全ての経済誌における企業凋落の原因として取り上げるのが、価格戦略がどうだの提供する商品の問題だとか、研究開発だの営業戦略だとか色々言われますけど、それは内部崩壊が見えないところで起きていた結果でしか無いのでは無いでしょうか?

見えない小さな内保崩壊から会社への忠誠心、情熱、目配り気配り、発想力、商品開発力等の企業が成長し存続していくための様々な要素が縮小していったと言えます。

少し具体的に書きますと小泉竹中改革あたりからでしょうか、企業が人件費を削減するために生産拠点を海外に移したり、正社員比率を下げて派遣労働者を大量に導入したり結果として社内格差を生み出しましたね。

短期的には人件費を大きく圧縮して利益に貢献したかもしれませんけど、その結果として商品開発力も営業力も一気に低下して残るは価格競争力だけになってしまいましたよね。

人材育成と報酬

企業の内部崩壊を防ぐ要はこの2つの事に尽きると思います。

ちょっと余談になりますけど従業員の大部分が時給で働いているブラック企業の中には、やたらと社員教育に力を入れていて研修だの試験だの盛んにやっているところもあるようですけど、いくら頑張ってもボーナスも出ないしせいぜい時給10円アップする位では、じゃぁ会社に忠誠を尽くして持てる能力の全てを発揮しましょうと心から思ったり出来ないものなのです。

別にやたらと高級優遇しないと内部崩壊すると言うわけではなく、会社の成長が自分の収入や経済力にリンクするような仕組みは必要なのです。

ダメ経営者は内部崩壊の原因を特定の社員に求める

とある会社でダメ社員としてうだつが上がらなかった人が、転職して新しい職場で働き出した途端に水を得た魚のように活き活きと働き出したなんて事は山ほどありますが、人を生かすも殺すも上に立つ人間次第なのです。

私の経験を少し書きますが、私はかつて全国に営業所を展開する会社で営業所長をやっていました。

で営業成績の悪い営業所長というのは部下の愚痴ばかり言っているんですけど、営業所長が交代しただけで、劇的に業績が良くなったなんて事は良く有ることでした。

上に立つ人が変わっただけで社内の雰囲気が変わって一気に活き活きと社員が働き出すって感じです。

けど何故か業績不振の原因として、そっち方面の話が出ることは非常に少ないのではないでしょうか?

もし業績不振で解決策を考えているのであれば、まずは社員全員が活き活きと働いているか、そんな環境になっているかをよく考えるのが先決なのでは無いでしょうかね?