サマータイム
夏の一定期間、日照時間を有効に使うため、時計を標準時より一時間進める制度。現在欧米では広く行われている。
日本では1948年(昭和23)から51年まで実施されたらしいのですが、今は実施されていません。
夏になるたびにサマータイムの実施を提唱する声は出てきますが、本格的な議論にまでは至ったことはなく、極一部の掛け声だけで終わっているようです。
実際、サマータイムが実施されているヨーロッパの場合、日照時間が少なかったりしていまして、太陽からの恵みをより多く受ける為に、日照時間の長い夏場に、時間を1時間進めて未だ日の高いうちに仕事を終わらせて、太陽の光を受けようといった背景が有るようです。
日本のサマータイムはむしろ経済効果の見方からサマータイム推進論が出ているようでして、今より1時間時計の針を進めるわけですから、5時に仕事が終わっても実際には未だ夕方の4時ですから日が暮れるまで3時間はありますね。
そうしますと、まっすぐ家に帰らないで途中で遊びに行く人が増えるだろうし、遊びに行きますと何らかしらでお金を使いますので、特にレジャー産業を中心に経済効果が見こめる。
又、省エネの観点からは日の明るい昼間が多くなるのでその分エネルギー消費量が減るので、サマータイム導入で省エネ効果が期待できるという説もあります。
温暖化の影響からか猛暑が続けば続くほどサマータイムの実施を望む声が大きくなっているようですが、まだ実施に向けての動きまでは出てきていないような気がします。
ただ、つまらない憶測かもしれませんが書きたいことがあります。
地球温暖化・排気ガスによる温室効果、ヒートアイランド現象などにより、特に都会の夏は絶え難いほどの暑さになっていますが、地球温暖化・排気ガスによる温室効果、ヒートアイランド現象等々の問題点を解決して行く事こそが未来に向けて大切な事でして、サマータイム導入でそれらの問題が解決されるわけではなく、むしろ問題が先送りにされ無いことを祈るばかりです。
追伸
サマータイムがそうであるとは言いませんが、どうも最近の日本では温暖化対策や地球環境を考えるの、便乗商法、あやかり商法的な商売が増えてきているのが気になる所です。
ハッキリ言って地球環境を考えるので有れば今使っている物や道具を大切に使うのが一番なのですが、どうも省電力とか省エネルギーをうたい文句に新商品の売り込みが目立ちますね。
それらを製造するのに必要なエネルギーや消費者の手に渡るまでのCO2排出量を考えますと90%以上が購入しないほうが環境に優しいのですけどね。
まあ企業は逞しいのですよ。