成功する立地条件、小売店や飲食店

私のよく通る道沿いに数年間で5回も経営者が変わった飲食店が有りますが、これは普通に考えて立地条件が良くないために誰が店を出しても失敗する場所である可能性が高いところなんでしょう。

飲食店や小売店なんてのは誰が考えても事前のロケーションが不十分だといくら経営努力をしてもお客が来ないってのはご存知の通りですけど、駅前の一等地に出店しても数年で店を畳むなんてこともありまして、単に人通りが多いってだけじゃダメなんですよね。

例えば大きな街道沿いで物凄く車の往来が多い場所に大手のコンビニエンスストアが出店したは良いけど、数年で撤退してしまった例がありますけど、この場合は車の往来が多すぎて一度店に入ると今度は店から出るときに中々本線に入れないで苦労するので、ドライバーが店を入るのに躊躇してしまっているのではないでしょうか?

さて結構面白いなって思うのがこんなところに店を出しても失敗するだろうと感じてしまうような場所でも繁盛している例について書いてみます。

とある陸の孤島と言いますか人工的に作られた離れ小島のような倉庫や物流拠点だけが立ち並ぶ場所が都内の湾岸沿いにいくつか有りますけど、その手の場所ってのは道行く人を見かけることは稀で、延々と物流倉庫だけが並んでいて生活感が皆無なんですけど、一軒しかないコンビニエンスストアもどきは競争相手はゼロ状態で随分と繁盛しているようなんですね。

つまりお店の半径10キロ以内に五千件の住宅があって店の前は1日平均三千人が往来する場所でも同じ通りに同業者が軒を連ねているような場所ですと、もう毎日が短距離競走をやりつつ無限に続くマラソンをやらなくちゃいないって感じですね。

逆に陸の孤島のような場所とか外部とのアクセス手段が限られている閉鎖的な場所ですと、商売できる相手が100人しかいなくてもなにせ嫌でもお店はそこしか無いんですから、利用せざるを得ませんし少々値段が高くても陸の孤島から出るには多大な時間と労力を必要とするなら、仕方がないからそのお店を利用しましょうって事になるんですよね。

まぁ立地条件とかロケーションの重要性は誰もが知っている事なんですが、果たしてわかっているかどうかって事になりますと大手コンビニエンスストアの出店戦略の調査が実はずさんだったり、失敗例ってのは実に数多いのが実情ですよね。

ですから先入観に縛られないで入念な事前の立地調査をしてから出店する必要がありまして、経営能力が非常に低くても立地条件だけで成功している例も非常に多いんですから、とにかく事前調査には手間を掛けましょうね。