株価と政治の関係
蛇行をしながらも株価は上昇をして本日は『日経平均一時1万1700円台を回復 4年5カ月ぶり』だそうです。
株価上昇の要因のひとつとして次期日本銀行総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行総裁のデフレ脱却に対する意気込みが買われているとの事ですが、なんとまぁ株価なんてものは実体経済を反映する鏡なんていう人もいらっしゃったと思いますけど、政治に対する期待値も要素としては非常に大きいのがこれで分かります。
何といいますかデフレ不況に苦しんでいた頃はいったい何が原因だったのか分からないまま、少子化が原因(今になってはトンデモ理論だと論破されてしまっています)だとか、成熟した社会だから仕方が無いだとか言う意見が出ていたと記憶していますが、今になってはな~んだデフレ不況の原因は日銀の金融政策が間違っていたのと、橋本~小泉政権や民主党政権が重石になっていて、日本経済が上昇しなかっただけなんじゃないかと原因が見えてきた気がします。
ただ思うのは安倍さんが総理大臣になってまだ二ヶ月ちょっとでやっと補正予算が国会を通過したところで、まだ一円も予算執行していませんし円安基調に為替相場が動き出したといっても、業績に反映するのももう少しタイムラグが在ると思いますし、ましてや労働者の賃金が上昇するのはまだ2年ほど先の話なんですよね。
つまり何が言いたいのかを書きますと、まず経済成長させて株価を上昇させるのはリーダーシップを発揮できるトップが存在して正しい方向に歩みを進めるのが、経済発展の第一歩ってことなんですよね。
そんな中でまたいい加減な記事が飛び込んできたので紹介しましょう。
ニコニコニュース『TPP参加の“最終列車乗車”も 小さくない出遅れの代償』
詳しくはリンク先の記事を見てもらえば良いと思いますが自称経済専門誌のダイヤモンドオンラインの発信ですが、出だしからして事実じゃないことから始まっていてびっくりしました。
『日本はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉参加の“最終列車”にぎりぎりで乗り込む。』おいおい・・・現時点で交渉参加に関して安倍首相は一言も交渉に参加するとは発言していませんよね?ひたすら日本の国益を考えて最終的に判断するとしか話していませんけど?
相変わらずマスコミが一丸となってTPP交渉参加への既成事実化しようとする動きがあまりにひどすぎるようです。
まぁ昼間から夢でも見て寝ぼけながら記事でも書いたのでしょうけど、事実出ないことを前提として記事が書き進められて最後の〆では次のような一節で締めくくられています。
アベノミクスの第3の矢、成長戦略の重点項目であるTPP参加に向けた・・・・・。
あれ?いつの間にアベノミクスの成長戦略三番目の矢にTPPが入ったのでしょうか?(TPPを成長戦略に位置づけた事はありません)
落書きはチラシの裏にでも書いておいてほしいものです。