(営業戦争)ローカルVSグローバル企業

まさにアメリカ企業であるマクドナルドはカリスマ経営者、藤田田(デン)社長の卓越した計業戦略で日本をまたたくまに席巻したわけですけど、無能な経営者の迷走で低迷している昨今ですが、起死回生の策でしょうかローカル産業に進出するそうです。

具体的に言いますと出前を順次全国展開するとの発表がありまして、一部店舗で実験的に実施していたマックデリバリーを大都市を手始めに順次取り扱いを広げるとの事です。

出前市場ってのは中食と呼ばれ外食と内食の中間に位置する食事形態ですが、ここは外資系としてはピザの宅配以外は昔から近所の蕎麦屋さんとか御寿司屋さんラーメン屋が独占と言いますか営業をしている市場です。

もちろんマクドナルドも売り上げ低迷していますから新たな収益源を求めて出前市場に出て行くのは仕方が無い事ではありますけど、家族経営の地域に密着して営業している零細飲食店の中には、出前が大きな収益源になっていてお店での売り上げだけでは食っていけなくて、出前で成り立っているお店も少なくないんですから、グローバル企業の出前市場進出で経営がピンチになる例も出てくるのではないでしょうかね?

このマクドナルド対地域の零細飲食店の攻防を未来予測してみますと、味とか出前する料理の内容は個々の飲食店によって違いが有るので何ともいえないですけど、ひとつマックデリバリーに有利な点があるんですね。

それは寿司屋さんやラーメン屋さんや蕎麦屋さんは料理を出前してそれでお仕舞じゃなくて、翌日には丼とか食事を入れていた食器の回収を行わなくちゃいけないのでありまして、その点マクドナルドでしたらご存知の通りデリバリーした後に食器の回収は不要なのでありまして、つまり零細飲食店は一回の出前で二回同じお宅に足を運ぶ必要が有るのに比べて、マクドナルドは一回で完了するわけですから、倍も違う配達コストでローカル零細飲食店は不利になりますね。

ここでねラーメン屋さんが丼を発泡スチロールにしたり寿司屋さんがスーパーのパックみたいにして、出前の後に食器の回収をしなくて良いようにしたら、競争力が配達面でマクドナルドと同等になったとしても、肝心の料理の部分での競争力が格段に落ちてしまうのでありまして、ラーメン屋さんは競争相手にカップラーメンが追加されて、寿司屋さんはスーパーマーケットが競争相手として追加されちゃいますから、さらに競争相手が増えて経営が苦しくなると思います。

私個人と致しましては地域の零細飲食店が多種多様な形で地域に存在している形がやはり望ましく思うのでありまして、やはりグローバル企業よりもローカルな地域密着飲食店に頑張って競争に打ち勝って欲しいと思うわけです。

まぁマクドナルドも全国展開いたしまして、コスト的に割に合わなくて失敗したらそこは外資ですからあっさり出前市場から撤退するでしょうけどね。