ベンチャーキャピタル

私が創業した1990年代後半は、ベンチャーブームの終わりの頃で、いくつかのベンチャーキャピタル会社の方と話をする機会が有りました。

一 般にベンチャーとかベンチャーキャピタルはハイリスク・ハイリターンだとかIPO(株式公開)まで出来るのは千に3つ、俗にセンミツ(せんだみつお では ありません)とか言われていて、めぼしい企業や技術にはどんどん投資をするイメージが有るかもしれませんが、その当時 無茶な投資を行ったベンチャーキャ ピタルは今は残っていなくて、ビジネスセンスがしっかりした会社が今は残っていると思います。※当時思いつきだけで立ち上げて直ぐに消えていった”投資家 ドットコム”なんてのも有りました。

ベンチャーキャピタルは、これから伸びる技術やビジネスプランに対して資金を投資して必要ならば人材や ノウハウを提供して、ビジネスプランが大化けして公開した場合に莫大なリターンを狙うわけですが、投資先を選ばないと投資を回収できなくて、大損する事に なります。

ですから、ベンチャーキャピタルは持ち込まれるビジネスプランを慎重に検討しますし、ビジネスプランの企画書を一瞥しただけで却 下されるビジネスプランも少なく有りません。

キーワードとしては
今までにない技術で新たに市場を作ることが出来る。
既存の技術やサービスを大きく凌駕して市場を奪える
インターネットの場合は自己増殖が出来る

プラス

社長・創業者のやる気と熱意だそうです。

ただ、ビ ジネスプランの企画書の段階で却下みたいですから、少なくともビジネスプランの立て方とかビジネス企画書の書き方とかの本を参考にして、しっかり書かない とだめですね。

結論

ビジネスプラン、企画書は結論から書きましょう、前置きが長すぎると読んでもらえません。

追伸

ひと頃はベンチャーキャピタルの活躍の多くがIT関連に集まっていましたが今やIT関連はすっかり投資熱が冷めてしまったよう で、確かに計画がとん挫してしまったIT関連の企業は多かったので仕方がないのですが、今のベンチャーキャピタルの投資先は、エネルギー関連や食料関連に シフトしているようですね。

やはり投資する訳ですからシビアに将来性を見るって所でしょうね。

朗読版