販売してから困るお客

見込み客のストックが沢山有って販売先を選べるような状況に有る営業力の高い営業マンは、どうもうるさそうだとか売ってからクレームになりやすそうなお客だと直感致しましたら、君子危うきに近寄らずとでも申しましょうか、売ってしまってから後悔しないような販売相手を選ぶわけですけど、どうも売り上げが芳しくなくて見込み客が無くて上司から叱責されているような営業マンの場合は目先の売り上げを確保するために、相手をよく考えないで販売してしまうとか、分かっていても背に腹は代えられないって事で販売してしまうのですよね?

また普段から営業成績抜群で売れる人でもスランプに陥ってしまった場合にも同じように無理して販売してしまいまして、売った後に大ハマリしてスランプから脱出出来ないなんて事も有るのでは無いでしょうか?

つまり売れない営業マンほど販売してから困るお客に売上確保に迫られて販売してしまったり、その辺りに気がつかないで売ってしまうのですから余計に販売後にクレーム処理などで手間を取られてしまって益々売れなくなるって悪循環に陥ってしまったりするのですよね。

でね、私の経験上の話ですが売ってから色々と難癖を付けてきて困るお客ってのは、最初からあーだこーだ文句を付けるお客よりも購入前に人の話をよく聞かないで安易に契約してしまうタイプのお客が多いですね。

まぁ高額商品であってもお客が120%満足する商品は中々有りませんし、営業マンとしては第一の目的は商品やサービスを売り込んで買ってもらうことでは有りますが、同時に購入して納品してからクレームや不平不満が出ない様に事前に出来る事と出来ない事と仕様や制限などを相手に伝えて納得して貰って買ってもらうのが仕事ですが、中には勝手に想像していて営業マンの話を全然聞かないで素早く契約しちゃうお客がいるのですよね?

で、売った後にどうなるかと申しますとご想像通りに、あれが出来ないとかこれが出来ないと困るとか品質に問題が有るとか、中には他の他社製品を持ち出してきて非難してみたり支払いを渋ったりする事が出てくるのですよね?

最初から口うるさいお客でしたら営業マンの方も対応のしようが有りますし、時には営業マンのほうから後々のことを考えて売らないって選択も取る事が出来るのですが、あまりにスムーズに商談からクロージングや契約までいってしまいますと、ついつい危険な芽を見逃してしまうような気が致します。

まぁ買ってくれてお金さえ受け取ってしまえばあとは知らん顔が出来る営業マンでしたら良いお客なんですけどね。

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