事なかれ主義の人は出世するか、出世しないか?
一般的には事なかれ主義と対極に位置する人、なんて呼べばよいのか分かりませんが正論を曲げない人は周囲や取引先と軋轢を生み出して事を起こしやすいので、事なかれ主義な人のほうが出世しやすいと思われていますね。
ただ私はずっと営業畑にいたので過去の事例から考えますと、どちらかと言うと我の強い事あり主義な人のほうが出世して上に登っていく傾向がありまして、これは職種ですとか務めている企業の風土や体質によって出世するしないが変化してくると思います。
そりゃね事なかれ主義に徹してさえいれば出世の道が開けると確実なのでしたら、全ての会社員がそのような傾向になるはずですけど実際には違いますね。
私は営業職以外の他の職種については言及できませんけど、営業マンってのは色々なタイプのお客と接して物を販売しなくちゃいけないわけですから、癖のあるお客とか我儘な子供のようなお客ですとか、たちの悪いのはクレーマーみたいな営業マンやメーカーにクレームを付けて自分の要求を通す事を生涯の喜びにしているようなトンデモナイお客も実際いますから、事なかれ主義をやろうと思っても無理って場合も多いんですよね。
ステレオタイプな事なかれ主義な人で表現いたしますと、お客がね理不尽で正論が全くない難癖をつけてきて対応する営業マンが事なかれ主義者でしたら、とりあえず頭を下げて此の場を丸く収めましょうって流れになるわけですよ。
販売した営業マン又はメーカーに費があるんでしたら素早く謝罪いたしまして事を収めるのが正常な行動ですけど、全く非がないのに謝罪するとか場合によってはわざわざ、こっちにも非があったかもしれないかもだなんて自分で有りもしない落ち度を作り上げて(例:説明したつもりですが説明が十分じゃありませんでしたとかね)、とにかく事を荒立てないで丸く収める事を優先していたら、営業社員としては失格で単に会社に損害を与えるだけの行動なんですね。
こんな時の営業社員としては「お客さん冗談じゃないですよ買って貰う前に十分に説明したし納得されてたじゃないですか!ですから返品も返金もは受け付けられませんし理不尽な要求は一切受け入れません」位の応酬を致しまして丸くはないけどその場を収める方向にかじを切ることが大切ですよね。
以上は営業社員に関する事なかれ主義に関する考察ですけど、他の部署ですとか会社単位で考えますとやっぱり社風ですとか上司の考え方なんかをよく観察いたしまして自分の行動を考えるべきでしょうね?
まぁそれが出世するかしないかの答えになるわけですよ。